スイートオレンジの香りが好きだ。

ドロップやジュースの匂いが

懐かしいんだもん。

 

眠りによい影響を与えるって

いうこともわかってますよ。

スイートオレンジの香りがあると

副交感神経が有意に働くんですって。

リモネンという成分のお陰らしい。

 

私は年に数回、

なんだか眠れない晩がある。

夫が見ている深夜映画のセリフが

いやに鮮明に聞こえたり、

すごい時には

隣のお宅のいびきまで聞こえてくる。

(ほんとにでかいいびきをかいてるのかも

知れないが)

スイートオレンジの効能というか

期待される作用を知ってからは、

この精油を枕元に置いていた時期も

あった。

これ、安いし手に入りやすいし照れ

 

※…もしかして、ちょっと値上がりしてる?

 

柑橘の香りっていいですよね

レモンはすっきり爽やか、

へべすはクセのない鼻に馴染む感じ

ダイダイはホントに良い香り。

日本にだって、素敵な柑橘はたくさんあるのだ。

てか日本って

すごくたくさんの柑橘が栽培されてるそうだ。

 

だから、今回のアロマの先生のとこの講習は

とっても楽しみだったラブラブラブ

 

用意してくださったのは

晩白柚、橙、橘。

仏手柑は、手に入らず形だけを

教えていただいた。

教材写真より。ほんとは机の上に柑橘がならんでいたのだけれど、スマホがいきなりフリーズして治らず、写真撮れず。

手前が橘、右上のかぼちゃみたいなのが仏手柑。北原白秋の詩にも出てきたやつだ。

 

橙をピーラーで皮だけ削って

(それだけでもういい香り!)

蒸留器に入れ、

橙の芳香蒸留水を抽出しながら

柑橘の歴史、橘の講義を受ける。

柑橘、みかんって、人間が登場する

だいぶ前からあったそうだ。

800年前。

(人間20万年まえだそうです)

ヒマラヤ南東部に自生ですって。

私、柑橘って、地中海だと思っていた。

800万年前って、その辺

暖かかったんだろうか…。

 

そんなとこから

キンカンだのライム、レモン、

みかん、橘、

分かれていったそうだ。

分かれ乍らあちこちに拡散したんですねえ。

シルクロードってあるけれど、

仏教の広まった道もあるけれど、

ここにみかんの壮大な旅も

加えてあげたいや。

 

橘は、田道間守って言う人が

時の天皇(垂仁天皇)の命で

常世の国から持ち帰った果実だそうだ。

そん時は、「非時香果(ときじくのかぐのこのみ)」

と言われていた。

(山岸涼子の漫画にそんな名前の漫画、

なかったですかねえ?)

「時に関係なく香る木の実」だそうだ。

 

あの、鯉のぼりの唄にあるでしょ?

 

「橘香るあさかぜに

高く泳ぐや 鯉のぼり」

 

北海道民には、いまいちわからんのですよ。

橘って、静岡が自生地の北限だらしい。

きっと爽やかな空気なんだろうなあ。

 

先生お手製の

晩白柚の果皮の砂糖漬けを

頂きながら

こんどは精油やチンキ、

芳香蒸留水を使ったクラフト作成。

 

 

講義中蒸留していた橙の芳香蒸留水(なんとちょっぴり精油が採れた!)

-通常柑橘って精油の抽出は圧搾法というのを使うのだけど、水蒸気蒸留法だと、光毒性を起こすフロクマリンが抽出されない-柑橘の精油を使った安眠ミスト、橘精油を使った美用ジェル(向かって右)

 

そのあと橘をかたどったお菓子で、

先生のたてたお抹茶までいただき、

なんとも豊かな時間をすごしたのでした照れ