お家に鯉のぼり飾ってる?

 

飾ってない。
これは子供が最初からいなくても、
巣立って今はいなくても、
やっぱり子供がいないと飾らないかなー

と思う。

どうだろう?

 

私の実家では、

雛人形を買う事は無かったけど

多分弟が生まれたからだろうな

ぶっとい竹竿(?)に

鯉のぼりを飾っていた。

家の前に。

 

私が小学校2年の夏休みまで

母の親戚がやっていたアパートに

住んでいたのだけれど

(ということは昭和40年代)、

物干しの片側に、鯉のぼり用の竿を立てる

場所があって、物干しの竿を掛ける支柱には

鯉のぼりの竿を支える金具の輪みたいなのが

ついていたような気がする。

挟んで曲がったり倒れたりしないように

してたんだろうか。

 

黒い鯉と緋鯉と、吹き流し、さらに

竹竿(家の2階くらいあったんじゃなかろうか)の

てっぺんには何かくるくる回っていて

その音が下にいる私にまで聞こえてきた。

更にその上に丸い光るのがついていた。

見上げてやっと見えるくらいだ。

 

くるくる回るのは矢車、

丸い光るのは「天球」というそうだ。

「天球」はもともとは

杉や榊を飾っていたそう。

 

ああ。神様が降りてくる場所だったんだね。

 

<参考>

→人形の東玉「鯉のぼりの秘密!5色の『吹き流し』や金の風車など意味を解説」

 

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なんだか急に落ち込んでしまった。
 
男の子って
大事にされてたんだなあ。
 
確かに、
雛人形の5段飾りとかより
鯉のぼりは安上がりだったのかも
知れない。
でも今考えると、
あの竿って、やっぱり買ったんだよね?
あれを立てて、
鯉のぼりをあげたんだよね?
端午の節句の、何週間か前から。
それも大した労力だと思う。
父がやったのかな。
家の中に広げた鯉はとても大きかった。
(中には金太郎が乗ってるというか
しがみついてる鯉もあったと思う。
うちは鯉だけだったが)
 
その時はただ喜んで見ていたけど、
 
あたしの両親はあたしが嫁に行けなきゃ困るとか
思わなかったのか?
 
私の幼少の頃は、少なくとも私の周囲は「女の子は嫁に行くのが一番幸せ」一辺倒だった。だから叱られるときは、「あんなことやってたらお嫁に行けませんよ」「こんなこともできないで、お嫁に行けませんよ」が殺し文句だった。あれから50年以上経って、あんなことしてても、こんなこと出来なくても嫁には行けたが、他に生き方はいくらでもあるし、人によっては「嫁に行く」以外の選択肢を選んだ方が幸せな場合が多々あると思っている。さらに「嫁」と言う言葉を差別用語として抹殺したいとも思っている。
 
いやー…弟体弱かったし、
強い子に育ってほしいって言う
親心は分からんでもないし…
 
でも弟のことは
神様にお願いして、
あたしはほったらかし?
 
なんて
もう50年も経って、
父も母もいないのに、
僻んでみたりする
端午の節句なのであった。
 
菖蒲。アヤメ科の花ってグラジオラスもそうなんだけど、こーんなにキレイなのに勇ましい人に好かれるのね。菖蒲は「勝負」に通じるとか言われて飾られるんじゃなかったっけ。(グラジオラスの学名グラディウスは古代ローマの剣闘士が持っていた短剣。何度もすいません💦)