鍛冶俊樹の軍事ジャーナル

(2024年1月16日号)

*イランと北朝鮮の連携

 大紀元に拙稿「金正恩の地震見舞いに隠された意図とは イランと北朝鮮の連携と米戦略の崩壊」が掲載された。その概要を紹介する。

 5日、能登半島地震のお見舞いの電報を北朝鮮の金正恩総書記が岸田総理宛に打った。林官房長官は感謝の意を表明したが、北朝鮮の戦略的意図をまるで理解していないとしか言いようがない。

 この日、北朝鮮は韓国との海上緩衝区域に200発の砲弾を撃ち込んだのを見れば、北朝鮮が韓国に強硬な姿勢を示し、日本には柔軟な姿勢を示して日韓分断を図ろうとしているのは明らかだ。

 

 昨年末、イランが一時中断していた核開発を再開したことが明らかになった。これにより米国がイランの核施設を空爆する公算が、高くなり、それを恐れたイランが朝鮮半島の緊張を高めるように北朝鮮に依頼して、砲撃に至ったと見て間違いない。

 朝鮮半島の緊張が高まれば、米国は中東に新たに空母を派遣することが困難になり、イランを空爆できなくなるという戦略である。

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 軍事ジャーナリスト鍛冶俊樹(かじとしき)

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