鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
（２０２１年３月２２日号）
＊動画：中国の外交的敗北
前号「中国の外交的敗北」をテーマにしたトーク番組がUPされた。前号に含まれない情報も追加してあるので是非ご視聴を！下記をクリック
今月1日に米国のインド太平洋軍は沖縄からフィリピンに至る第1列島線に地上配備型ミサイルを配備する太平洋抑止構想を公表した。これに対してロシア外務省が「米国が日本に地上配備型ミサイルを配備したら報復する」と声明を出した。
報復とは北方領土にロシア軍もミサイルを配備すると言う事なのだろうが、米国が配備する可能性があるとしている地域は沖縄であり、この第1列島線にミサイルを配備するのは中国への対処である。
つまりロシアは米軍が沖縄にミサイルを配備する公算大と見て、中国を援護した訳だ。しかし沖縄本島に新たにミサイルを配備するとなれば基地反対派が断固阻止することは疑いない。
となれば無人島である尖閣に配備するのが一番容易な道だろう。16日の日米外交防衛閣僚会合２＋２で尖閣へのミサイル配備が秘密裏に議論されたと見るのが、軍事的常識である。
26日金曜日、午後９時から伽藍みーTUBEで、トークライヴを生配信する。昨今の国際情勢や、その他の質問にも気楽な形でお答えするので、お見逃しなく！
https://www.youtube.com/channel/UCtYCuV7GOkNqxmeLYxdX5UA
軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹（かじとしき）
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