多くの日本人にある共通した価値観として
【時間を守る】【ルールを守る】
がありますね。
親子間でもよく、
○○というお約束なのに守れない
というようなエピソードを聞きます。
パセージではその“約束を守らない”子どもの目標を考えて、
それが親の注目関心を得るためということも往々にしてあるのですが、もう一つ。
≪そのルールが悪い≫
という考え方があるんです。
わたしも最初その考え方に触れた時は激しい抵抗感がありました。
だってそんなこと言いだしたら秩序は保たれないじゃん?
文字通り無法地帯でめちゃくちゃになる!
って。
(今思うとこんな反応することこそが、日本の戦後教育の成果なんでしょうね・・・)
その後わたしはルールとは、
人を縛るものではなくそこにいる人たちの幸せのための必要悪なのだ
と学びました。
例えば昔々にこんなことがありました。
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自分の主催する勉強会はいつも9時半開始でしたが、
メンバーが数人いつも遅刻参加することが気がかりでした。
基本遅刻欠席は本人が主体的に決めるのでいいんですが、
できれば時間を守ってほしいなと思い、全員に向かって数回、
時間を守ってほしいとお願いしました。
それでも守れないので、わたしはもう一度皆さんに問いかけ、
「みんなが守れる開始時間は何時か?」を話し合いました。
それで決まったのは10時開始。
それ以降遅刻は全くなくなりました。
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これが勉強会のメンバーであっても、親子であっても、原理は同じです。
ルールを動かしたらルールの意味がない
とか、
ルールで他人は躾けられるんだ
という考えや雰囲気は、
管理する側には都合がいい笑
(子どもは管理しなくてはと思っていた昔のわたしも耳が痛いです(^^;))
かといって何についても何してもよくて、たとえルールがあっても守られないまま放置すれば、
子どもはルールなんてどうでもいいんだと学ぶでしょうから、それは甘やかしです。
親と子、人と人とが本当に助け合って共存しようというとき。
そこに作るルールはその都度みんなで話し合って決めようという動きはとても自然なことですね。
そうやってみんながヨコの関係に立って決めたルールは守られるんです。
もし、
○○というお約束なのに守られない
というようなお悩みを持つ親御さんがいらしたらぜひ、パセージを学んでみてほしいと思います。
自助会は全国各地で開催されています。
茨城ではこちら。
https://adotsuchi.wixsite.com/adtuchi
以前野田先生が、
アドラー心理学が世の中では流行りだしてるけど、
ほんとうのアドラー心理学が世の中で流行ることは絶対にない。
と笑いながら仰っていました笑
わたしもそう思います
それでも11月から始まるパセージ。
またお一人受講者さんが増えましたぱちぱちぱち
みなさんと一緒にパセージの学びに潜れる2か月がわたしも今からとっても楽しみです。
栗を煮ました。
割れたのをお茶うけにしてます。十分すぎるほど美味しくて幸せです
みなさんも秋の実りと愛をたくさん味わって幸せな日々を過ごせますように