こんにちは。『アドラーつちうら・つくば』です。

 

さっき、絵本を読んでいて(わたしは絵本や児童文学が大好きなのです)、ふと、思い出したことがありました。

 

(エロール・ル・カインの『いばらひめ』)

 

それは、自分がはじめて水彩絵具で絵を描いたときのこと。

 

真っ白な画用紙に鉛筆で書いた下絵に色を付ける段になって、わたしは筆を持ったまま強い戸惑いを覚えました。

 

それはどんなことかというと、

 

(モノの色というのは、白の上に色がついているものなのだろうか?“ある”というのは色のことなのだろうか?)

 

この疑問は、もっと小さなころにクレヨンで描いていたときや塗り絵を楽しんでいたときには湧いてこなかった疑問です。

 

それでそのあとどうしたかは思い出せません。

 

きっと疑問を捨てて描くことにしたのでしょうね。今の今までその疑問を忘れていましたから。

 

 

 

もし今のわたしが昔に戻って小さなころのわたしの疑問を知ることができたら、

 

その、もしかしたら哲学的な、大変興味深い疑問を、絵を描き進めることより大切にしたいなぁ。

 

 

 

でも、ほんとうに?

 

わたしだって思い返すと、小さい頃の娘に対してうっかり

 

『まぁ、まずは描いてみようよ』

 

なんて言ってその作業(絵を描くことが作業!?)が進むことを促すようなこと、したんじゃないかしら。。

 

時間がないから、他のことを考えていたから、忙しかったから。

 

大人にも大人の事情がありますからね。

 

でもそれで、たくさんの娘の疑問を取りこぼしてしまっていたような気がします。

 

子どもは大人が思うよりずっと、たくさんのことに初めて出会っています。

 

すき!とか、楽しい!という出会いと同じくらい、なんで?変!も大切な出会いです。

 

自分自身振り返ると後悔もあるけど、

 

今日からまた心を改めて、子どもの“疑問との出会い”を大切に見守りたいな。

 

そんなことを思った午後でした。

 

 

今日のお茶お茶

絵本のおともに、いただきもののほうじ茶を開封しました。

 

パックを開けた瞬間心がパッとはじけるような柔らかく豊かな香り!

 

おやつを用意しようかと思ったけど、必要ありませんでした~照れ

 

 

 

アドラー心理学の子育て『パセージ』を一緒に学びませんか?

 

 

 

 

 

皆さんが健やかに、そして心豊かな日々を過ごせますように。