車検後のトラブル | 鴉の整備日記

鴉の整備日記

田舎の車屋日記です。

本日、ブレーキの異音でお客様がご来店されました。

安さを売りにした某車屋さんで車検を行った後から音が出始めたそうで、そこで直す事が出来ずに持ち込まれたようです。

新車後の初車検で、走行距離は13000キロほどのお車でした。

確認をしてみると、記録簿上は分解・清掃になっているのですが、とても掃除をしたような状況ではありません。しかも異音を消そうとしたのか、グリスをスプレーで必要以上に吹き付けられておりました。

 

分解・点検してみると特に異常はなく、いつものブレーキ整備をしたところ、音は治まりました。

恐らく埃などで、たまたま車検後から音が出始めたのではないかと思います。

基本的に、ディスクタイプならキャリパーを外せば、ドラムタイプならドラムを外せば記録上分解した事になります。また、パッドやライニングを分解せずともエアーをかけて埃を飛ばした時点で清掃扱いになります。

車検時に、しっかりと整備をしていれば起きなかったトラブルで、車検時に整備を済ませておけば、お客様的に車検後の異音による不安と、他社へ持ち込んだ追加整備代も発生しなかったはずです。

でも格安車検では、手間に合わずここまでの整備はできないでしょうね・・・