笠青峰先生。
湯布院では、馬のほかに、本当に幸せなことがありました。
日本画家の笠青峰 先生とお会いすることができました!
アトリエ兼ホール兼ご自宅の、それはそれは素晴らしいお宅にお邪魔して、先生の手料理をごちそうになり、原画を見せていただき、素晴らしいワインセラーも見せていただき、夜おそくまで宝のようなお話をたくさん聞かせてくださり・・・・
先生の名画がずらっと並ぶなか、由布岳と九重連山を180度臨むリビング、世界で50枚しかない500年前のグレゴリアン譜のまえで、スタインウェイのピアノのある大きなホールで・・・・
美味しいお料理と佳い時を重ねたワイン、そして宝石のような言葉たちをごちそうになりました。
先生の作品を、先生ご自身の解説付きで月明かりだけで眺めたり、ライトアップされた紅葉をまるで1枚の巨大な絵のように見て、光によって変わる作品の様々な表情を楽しんだり。。。
なにより、先生のお話を数時間もたっぷり伺い、心が栄養でぷるぷるになりました。
笠青峰先生の師匠は、藤田隆治さんだそうです。
笠先生の作品は、本当にそこの空気が閉じ込めてあるようで、思わず息をのんでしまいます。
先生の作品は、さくらが有名ですが、私は雪も大好きです。
桜の中にぽっかりと浮かぶ満月・・・・
どうして満月を描いたか、、、当初プランにはなかったそうで、そのエピソードは音楽に由来するとても面白いものでした。
「火の国」という作品も、実際に発掘された大昔の火砕流の岩からとった顔料で描かれていて、畏れを感じるほどでした。
昼間の光で見るのと、夜の光で見るのとまったく表情が違う・・・
まるで、本物の火口のよう。
先生の作品は、ご存知の方はとても多いと思いますが、まだご覧になったことのない方はぜひ見ていただきたいと思います。
日本画のもつ力は、心に迫る圧が、とても言葉では言い表せません。
高野山の「御影堂」、凸版印刷さんが力を集結させた最高のクオリティーのものを、先生からいただき、さっそく私の部屋にかけました。
原画は〇千万だそうです・・・本物とともに暮らせたらどんなに幸せかなぁ、なんて、想像だけして夢は膨らみます。
数年に一度、日本橋三越で個展をされるそうです。
ぜひご覧になってください!