女系論者・高森明勅氏の誤りを糺す | 魁!神社旅日記

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小林よしのり氏のアドバイザーとして今や皇位継承問題における主要な女系論者の

 

一人となってしまった高森明勅氏であるが、

 

氏は再三にわたり「『皇嗣』は皇太子ではなく、確定した皇位継承者ではない。」と

 

主張してきた。

 

そして、宮中祭祀の際に皇嗣たる秋篠宮殿下が殿舎の外で参列

 

していることをその証拠であると主張してきた。

 

「これまでも指摘して来たように、直系の「皇太子」と傍系の「皇嗣」は、 明確に異なる(前者は次代の天皇となるべき方、後者は巡り合わせで その時の継承順位が1位の方)。その事実を誰よりも深く自覚されているのは 、恐らく秋篠宮殿下ご自身だろう。だから、秋篠宮殿下は令和になって (つまりご自身が皇嗣のお立場になられて)からも、宮中の祭祀において、 “それまで通り”三殿(賢所・皇霊殿・神殿)の中にお入りになっておられない。

 

殿外の幄舎(あくしゃ)にて、“一皇族”として洋装(モーニングコート)で「参列」されているだけ。 「皇太子」ならば当然、古式の装束を召され、殿内で天皇とご一緒に祭祀に携わられるべきところ、 それを一切なされていない。」 令和元年11月19日高森明勅氏公式ブログ 皇嗣、皇子、皇太子 https://www.a-takamori.com/post/20191119

 

また同年7月4日には 「もし「皇太子」がいらっしゃれば、天皇陛下と同じく古式の装束で皇霊殿内にてご拝礼をされるべきところ、 「皇嗣」の秋篠宮殿下は殿内にはお入りにならず、庭上の幄舎(あくしゃ)にてモーニングコートで参列されたにとどまった。
この場合、皇霊殿の正面にある木製の階段の下からのご拝礼になる。“皇太子不在”による皇室祭祀の変容が既に始まっている。」 とも記している

https://www.a-takamori.com/post/「皇太子不在」と皇室祭祀

 

 

しかし、このたびの「立皇嗣の礼」により以降、秋篠宮殿下が宮中祭祀の際に殿舎の中に

入られて祭祀をされることがあきらかになりました。

高森明勅氏の主張は明確に間違いだったのです。

 

 

「これまでの宮中祭祀(さいし)では、秋篠宮ご夫妻は、殿舎の前で拝礼してきましたが、

これ以降は、過去の皇太子夫妻の例にならい殿舎の中で拝礼に臨まれるということです。」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012347871000.html

 

そもそも、秋篠宮殿下が事実上の「皇太子」の地位にあることは昨年9月26日に

行なわれた「行平御剣(ゆきひらぎょけん)伝進の儀」において

歴代皇太子が継承されてきた「豊後国行平御太刀(ぶんごのくにゆきひらおんたち)」

を継承されたことですでに明らかななはずである。

 

歴代皇太子の御剣、天皇陛下から秋篠宮さまへ

https://www.sankei.com/life/news/190926/lif1909260024-n1.html

 

 

この儀式以降も高森明勅氏が執拗に「皇嗣は皇太子ではない」説を繰り返してきたのは

自己の政治的思惑のためにその学者としての学術的判断を曲げて

魂を売り渡している証拠ではないかと指摘したい。