『ペットハウス』稽古場日記11月8日(水) | カラサワの演劇ブログ

カラサワの演劇ブログ

演劇関係の雑記、観劇記録、制作日記、その他訃報等。観劇日記は基本辛口。これは自戒とするためでもあります。
Twitterでも演劇のこと、おりおりつぶやきます。
カラサワ@cxp02120

稽古3日目。今日は初台のSTUDIO543別館。広くて駅チカで、やはりここはいいな、と思う。使い始めたのは『ぴかれすく』からだからまだ2年ちょっとだが、ここでの稽古のときは稽古場に臨む意気込みが違う気がする。

 

今日は神上永司さん、稽古初参戦。以前、山東あみちゃんの参加した劇団『虹色くれよん』の恵比寿スターバー公演のときに見かけて、いい味を持っている役者さんだなあと思い声をかけた人。幸いにも今回の出演かない、唐沢ユニットに重みを加えてくれることとなった。

 

さすがベテランで、初回から役をつかんでバッチリ決めてくれる。役どころとして、塩ちゃんを静かに圧倒してくれないといけないのだが、それだけの存在感を持った役者さんがうちには中澤・大橋の2人しかおらず、この2人を使うときには重みよりもむしろ軽みの方で使わないともったいなく、このポジションが空席だったのだ。本人も『ウサギと幽霊』を観て気に入ってくれて、ことに今回は大橋・塩原の2人とからめることが嬉しい、とのこと。

 

しかし、そういうベテラン以上に今回は若手の台頭もめざましい。一オシが木本瑞紀ちゃん。冒頭シーンで塩ちゃん、カムイくんというクセモノたちと、対等以上に思い切りのいい演技でわたりあっているのには舌を巻く。この3人(カムイくんは代役だが)の冒頭のアドリブ合戦の、まあ迫力あること。

 

実は瑞紀ちゃんとはこの8月に組んで舞台をやるはずだったのが、諸事情あってバラしになっていた。これは、せっかくの『ウサギと幽霊』の成功に水をさして、私の演劇モチベーションをダダ下がりにした出来事だった。なにより、それが舞台デビューになるはずだった瑞紀ちゃんに対して申し訳なく思っていたので、今回、参加の誘いに応じてくれたのが嬉しいし、しかもイキイキと演じてくれているのがなお嬉しい。