小池裕之です。
すみません。公演が終わり、配信公演が終わって
玉造小劇店さん「お祝い」公演が終わってからの日記になりました。
準備不足でした。
ずっと日記の事も思いながら今日に至りました。
遅すぎる日記をどのような心持ちでと思われると思います。
すみません。ただ、なかなか自分の中で整理がつかない部分もありましてこのようなタイミングになりました。
少しずつですが、整理できてきたので書かせて頂きました。宜しくお願い致します。
公演への整理と準備で僕が感じた事を書かせて頂きました。
座長の準備
さらに関係各所への連絡や皆様へのご報告のタイミングやお伝えの仕方などもありましたし、制作業務も進行しつつ稽古が始まるまでも大変な時間は続きました。
ただ、その中で書かれた作品には座長の色々な思いが登場人物達に宿り、その心の揺れはとても大きく、作品の畝りが大きな作品になったと思います。それは、終演後のお客様から頂いた拍手の厚み、感想から感じました。
ゲストのお二人の準備。
浅野さんもひろしさんもとても緻密で、台本に書かれた事の幅をより広げていく可能性を常に探って狙ってはりました。
浅野さんが劇中で別の人物を演じる際に、セリフは変えずに僕には思いもしなかった大胆な人物像を演じられた時に面白いのは勿論ですが、こんな可能性があるんだと感動しました!
ひろしさんは、バイタリティ溢れ、アンテナが何本も立っています。
脳が常にフル稼働されているイメージです。今、やったシーンを脳内で再生されているような。だから一回一回の稽古で、積み重ねていかれていくのが観ていて分かりました。
さらに、ご自分の出演シーンだけじゃなく僕が上手くいかない時にやり方のアドバイスをして下さったり、常にその場で起きている事に関わって助けてくださります。
玉造小劇店さん「お祝い」でも、初稽古のひろしさんと僕の絡みのシーン。僕は、ひろしさんやったら待ってくれるからと思い台詞にない台詞を準備していきました。そしたら、僕の役のズレをギリギリまで泳がせてくれて、その場でツッコムという事をやってくれはりました。それが作品に貢献できるならと相手役の最大値をギリギリまで引き上げてくれる受けの器が凄いです。
お二人に何度も何度も助けて頂きました。
※写真は配信の際に確認した際に僕がグッときて写真を撮りました。
上瀧さんは、今回病気をされている役柄でした。
その病気の事を調べられて、その病気に登場人物がどのように向き合っていくのか。
どんな事に苦しみを感じるのかを検証されて、自分で持ちたい小道具の提案をされてました。病気との向き合い方、本番が始まってからのモチベーションの保ち方を側で見て、真の部分の捉え方に鬼気迫るものを感じていました。
駒野の準備。
コマは、衣装班で今回沢山の衣装が登場するので集めるだけでも大変だったと思います。さらに、細工が必要な衣装もあり試行錯誤をしながら準備していました。その沢山集めた衣装を使って、コマがお芝居するシーンもあって衣装と仲良くならないと出来ない事だらけでした。自分でも日記に書いていましたが、一度、本番で衣装の仕掛けが壊れた時がありました。終演後に悔しそうに仕掛けをなおしている背中は忘れられないです。
なんちゃんの整理。
なんちゃんが、東京公演で物販ブースで販売をしてくれていた時にお芝居を観た感想を言ってる間に、なんちゃんが涙した時に驚きとなんだかこちらも込み上げてきて。グッときました。最近、そんなに頻繁会って話せてないけど、根の部分が一緒で良かったなと。
小池の準備。
衣装がかなり早い段階で決まりました。そのなかでもご縁を感じたのシューズです。今回、劇中で履いたシューズは僕が高校一年の時に所属していたバレー部の三年生の先輩から頂いた物でした。約30年前のシューズ。
普段履きはしないトレーニングシューズなので、捨てようかなと思った時もあったんですが、置いてて良かったです。時空を超えました。
さらに沢山の小道具達。
制作面の事。小道具の事。
事前に提案するようになっていったちーやん。
小道具チームで一緒に頑張ってきて、僕自身、ちーやんの退団を意識して実感してきてちーやんがこんなにも成長していたんだなと改めて思いました。
今公演での役の作り方、台本の読み方。
今までもちーやんと二人のシーンでは色々と話をしてきました。それが無くなると思うとやっぱり寂しいです。ただ、今はこれからお互いにとって良い関係を続けていきたいと思います。
何かあったら相談してほしいし、あんまり頼りないかもですが…僕も相談したいと思います。
ちーやんの写真を何を使うか迷いましたが、座長が撮ってくれていた。
ちーやんが劇団の為に買ってくれた掃除機でピカチュウの草履を履いて掃除してくれてる写真にしました。
作品でも語られていましたが、これからどうなるのかは分からないです。
良いことも大変なこともあると思います。
その時・今、を丁寧に作品に込めてがんばります!
準備も怠け癖もちゃんと自覚して。
スタッフの皆様、関係者の皆様も宜しくお願い致します!
そして、お客様にまた劇場にお越し頂けるように頑張ります!!