原発事故の短歌 | 宇宙とブラックホールのQ&A

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2019年6月6日にYahoo!ブログから引っ越してきました。よろしくお願いします。

通常であれば先週の新聞各紙等に載った俳句・短歌を掲載するところですが、この非常時に何を悠長な、とのご批判を浴びそうで、タイミングを逸してしまった感があります。
そちらは数週間後あるいは数ヵ月後にまた機会を見てご紹介することとして、今回は今朝の朝日新聞天声人語欄に掲載された高野公彦さんの歌をご紹介します。

朝日新聞2011年3月16日(水)
「天声人語」欄
   生活の光熱の遠きみなもとに大き異火(ことひ)の燃えやまなくに
・小紙歌壇の選者、高野公彦さんの歌だ。異火とは原子の火。畏怖(いふ)に満ちた言葉である。固唾(かたず)をのんで最悪の回避を祈るほかない。

意味を取ってみました。
私たちの暮らしに光や熱を与えてくれる電気の源には原子力発電所がある。
今そこでウラン燃料の崩壊熱による爆発や火災が続いており、一向に止まない。
一刻も早く止んでほしいのに。

実は、浅学のため最後の「燃えやまなくに」がよく理解できていません。
したがって、上の訳?も全体として間違っているかもしれず、まったく自信はありません。
古典文法にお詳しい方に教えていただきたいところです。

なお、朝日は今回の大震災をテーマとした俳句・短歌を募集しています。
他紙も同様かもしれません。
当然原発事故を取り上げる作品もいくつも出てくると思います。


★5月17日にiila2011さんから、「この歌は何年も前に作られたもの」だというコメントをいただきました。
考えてみれば原発事故の歌がそんなに簡単に作れるはずもないですね。
「燃えやまなくに」の意味も当然違っています。
詳しくはコメントをご覧ください。
iila2011さんに改めて感謝申し上げますm(_ _)m