前回


…のあらすじ

手術を終えて義母の今後を考えないといけないけど、

義父のいる老人ホームに入れないかな


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2023年12月13日水曜日の朝。

義父が入居する介護付有料老人ホーム「ゆうホーム」に電話をかけた。

といっても要件は義母のことではなく、義父の介護保険更新である。


介護保険というのは更新がある。

亡き祖母は最初要介護3だったのが、1年でやや回復して2に引き下げられた。

上がるケースもあり、今要介護1の義母は確実に上がるとみている。

現在の介護保険は1月末で期限を迎えるため、その前に更新手続きをしないといけない。

義母の方はケアマネえいちさんに任せていたこともあって、義父の方は失念していた。


ゆうホームの総会資料で、更新は家族による対応だと書かれていたのを覚えていたが、

更新は初めてなのでやり方を聞かねばならない。

様式を市のHPから印刷したとはいえ、聞かないと書けないところもある。

肝心の介護保険証もゆうホームに預けている。


義父のケアマネに聞いてみたところ、

「市から更新についてお知らせ来てませんか?」

と聞かれたが、届いていない。

(なお、この数日後に届いた。)


必要な情報を書いて渡すから取りに来てほしいと言われた。

この日は他に用事があったことから、翌日に行くことにする。


ところで義母が入院して初めての水曜日。

毎週の訪問看護はもうない。

前週に看護師あっしゅさんが

「義母さんまたね!」

と声をかけてくれたのが最後になってしまった。


夕方、介護用品レンタル会社の方が来宅し、

介護ベッドとトイレ用手すりを回収していった。

その前にその部屋を片付けたところ、

義母がお漏らしをして服を汚したのをベッド近くに隠していたことが発覚。

やはりこれ以上義母の面倒はこの家では見られない。


レンタル会社の方が帰った直後に電話が鳴る。

義母のいるあい病院のソーシャルワーカーからだった。


前日の話を受けて、ゆうホームに連絡してくれたという。

順番待ちになってしまうが、受け入れはできるようだ。

ただやはり私の方からゆうホームに話をつける必要があるとのこと。

ならば義父の介護保険更新の件と併せてやってしまおう、ということにした。


翌14日、アポなしでゆうホームへ。

ケアマネはいなかったが、書いてくれた書類と介護保険証は出してもらえた。

次に義母の名前を出すと、相談員の方が出てきた。

その場で入居申込書を書き、病院に渡す診断書を預かる。


ついでに義父の介護保険更新の書類もその場で書かせてもらった。

その足で役所へ行き、書類と介護保険証を提出。

連絡先はケアマネなので、渡すだけで終了した。

その後1月12日に認定調査を行うと連絡があった。


翌15日。

私はある決断をした。

ゆうホームに入居申込書を出した今、

義母がこの時点で受けていた介護サービスを利用することはもうないので、

全て契約終了にしよう。


えいちさんから契約の際に言われたのが、

もし施設に入ったり長期入院したりでもう介護サービスを使わないというようであれば、

枠を空けるために契約終了になりますと。


今介護サービスを受けたい人は多い。

私は地域包括のケアマネの紹介でえいちさんに繋がったが、

ひょっとしたらこのケアマネもえいちさんに行き着くまで苦労したかもしれない。


あっしゅさんも忙しい方で、義母の前後にも看護が入っているはず。

デイサービスのでいサービスだって、少人数なんだからあっという間に枠が埋まる。

ショートステイぜっとテラスに至っては2月までの予約を入れてしまっている。


それら全ての枠を空けるべく、

えいちさんに連絡を入れる。

といってもえいちさんも忙しい方なので、電話ではなくSMSにした。


程なく、

「短い間でしたがありがとうございました」

と返信があっただけで、特に契約終了の書類を交わすなどといったようなことはなかった。


えいちさんとの契約は、3月から12月のわずか9ヶ月間。

これで、義母の在宅介護は終わった。

ここからはゆうホームに入れるための準備に入る。


次回、手続き祭り。

このタイトルはもうちっとだけ続くんじゃ


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◎えいちさんがよく使っていた絵文字クローバー



◎あい病院のエレベーターにかわいいのがいた