はた織りと旅行の楽しみ

はた織りと旅行の楽しみ

重度の障がい者ですが、旅行が好きではた織り教室の主宰もしています

 

私は、毎月一回コミュニティカフェふうしゃで開催している エッセイ講座に出席しているにもかかわらず最近は本を読まなくなってしまいました。若い時は、図書館から本を借りまた本屋さんに行き 立ち読みした後衝動買い。そんな、身近に本がある生活を送っていました。しかし年齢を重ねるうちに本を読むと目が疲れてしまうのです。またパソコンを使っているのも否定できない原因かもしれません。

 ただ、紙の本は読めていなくても本に関する興味は薄れていません。最近はNHK Eテレで夜放送している「100分で名著」

という番組を良く観ています。内容としては、あらゆるジャンルの作家と作品を紹介し、俳優さんが本を読み上げてパーソナリティの伊集院光さんとアナウンサー、そして本を紹介した方がその本の魅力を綴る番組です。

今月の特集は世界的に有名な絵本作家です。その中でも私が印象的だったのはダビデ・カリさんです。スイス生まれでイタリア育ちの児童文学作家。絵はエストニア出身の絵本画家、レジーナ・ルック-トゥーンペレさんが描いています。そして日本語訳は漫画家ヤマザキマリさんが務めています。ヤマザキマリさんの代表作はテルマエ・ロマエなどです。

この絵本の主人公は、とてもけだかい熊で優秀な剣士です。

いわゆる子供の絵本のカラフルな色合いではなく、黒やグレーやオリーブ。剣はルーレットの様な楕円形・黒とワインレッドが交互にならんでいます。リアルで従来の絵本のイメージをガラリとくつがえってしまう色調が特徴かもしれません。

ある日、自分の住んでいる森の木を自分の剣を使って

全て切ってしまいます。

やがて水害がおきて自分の砦が壊れ


「オレ様の砦を壊したのはだれだ?!」と怒り狂ったクマは、周りの動物たちを責め、犯人探しを始めます。

しかし、調査を進めると、ダムが溢れた原因は、クマが木を切り倒したことで環境が破壊され、自然のバランスが崩れたことにあったと判明します。

自分こそが「真犯人」であったと気づいたクマは、自分の驕りと剣を捨て、過ちを認めて責任ある行動をとります。小鳥たちの巣箱を作ったりします。

何だか絵本の物語ですが、現代の世界情勢を表しているような気がして番組が終わっても脳裏から離れません。

一握りの権力者が豊かな資源をめぐり現在世界各地で戦争を行っています。またこの事により環境が破壊されるのも事実です。

政治的な背景は、あまり良くわかりませんが、爆撃を受けた小学校の映像をテレビで見ていると

いつの時代もやはり一番犠牲者は、一般市民であり、

子どもたち・そしておそらく障がい者だと・・・。

80年前に日本は広島・長崎に原爆投下を被った世界で唯一の被爆国です。

ほかにもこれまで世界各地で多くの市民が爆撃を受け犠牲になった歴史があります。

何故人類は同じ事を繰り返してしまうのでしょうか?

この絵本の主人公である熊が気づいた様に、

周りまわって誰のせいでもなく自分に被害が帰ってくることに早く気が付き、

一日も早く収束する事を願わずにはいられません。