雪の上を散歩していて、こんなうれしいものを見つけました
古い鳥の巣です
ひとつ見つけて わあ!!と喜んでいたら
もうひとつ見つけて
すっかり嬉しくなりました
片方は、こ〜んな感じで、
外側にはコケがびっしり貼り付けられていました
これ、拾ったばかりはもっとコケがしっとり濡れて
とっても綺麗だったんですが
しばらく部屋に置いてから撮ったら、すっかり乾いた色になってしまいました
よくみると、苔の間に白い細長いモヤモヤが見えます
苔で覆われたおわん状の巣の中には、
細い葉っぱのようなものがクルクルと、
丸くていねいに敷き詰められています✨✨
もう片方は、全く違う作り方で・・・
外側は、木の根っこ?? つる??
ほそ〜いしなやかな素材で作られています。
そして、内側には・・・
何やら、人工素材の、モシャモシャが
綿か何かのように見えますが
これ、何の代用なのでしょうね?
人工素材がない時は、ここ、何使うのかなあ〜。
苔なのかも??
外側に苔モシャモシャをつけた緑の巣と、
内側に人工モシャモシャをつけた茶色の巣と、
それぞれ、何の鳥の巣 なのでしょう
家に戻って、いそいそと取り出したのは
こちらの本です
私の大好きな絵本✨
鈴木まもるさんの、「鳥の巣の本」(岩崎書店) です✨✨
作者の方の、鳥への深い愛情がたっぷりこもった・・・
極上の鳥の巣解説絵本 なのです
まずは、コケの巣から。
これに似ているのは・・・
うん。
メジロ
大きさからして、とても近そうです
そして、この巣には持ち主のものと思われる羽根が数枚、ついていました
写真だと分かりづらいですが
基部が濃いグレーで、先っぽがオリーブグリーン✨
鳥の羽根を検索してみたら、どうやらメジロの羽根に似ているようです
鳥の羽根の、web図鑑なんてものがあったので
びっくりしました
(羽のバックヤード)
お散歩で羽根を拾って・・・
何の鳥だろう??
と調べたいときに、とってもうれしいサイトですね〜
そうそう。先ほどの、苔の中の白いモヤモヤ。
あれは、クモの糸(卵のうの糸)なんだそうです
コケを、しっかりと巣に張り付けるために、
クモの糸を頂戴してきて、それでくくりつけているのだとか
びっくりですね〜
さてさて、茶色い方の巣は・・・
う〜ん・・・
ぴったりの巣は見つかりませんでした
それに、こういう木の根っこ?やら つるやらで ぐるぐる〜
という作りの巣は、一番多いタイプの鳥の巣のようで
なかなか、巣だけから持ち主を特定するのも難しい
と書いてあったので・・・
持ち主の特定は、あきらめました
でも、とってもいいものを見せてもらいました
雪が積もっていると、こういう「落とし物」も見つけやすく
いろいろいいモノが拾えちゃったりするようです
ちなみに、先ほどの絵本の中で
私が一番 いつか見てみたい憧れの巣は
エナガの巣 です
なんと、木の股に作られた縦長の球状の巣の中に、
いろんな鳥の羽根が300本以上も差してあって!!
フワフワの内部らしいのです✨✨
しかも、外側にはコケが貼り付けられて・・・
なんと素敵な部屋なのでしょう
ぜひ、一度、本物を見てみたいです