秋の深まりが美しい 関西の山奥を訪ねて来ました。
京都 福井 滋賀 の県境付近の山です。
今年は秋が暖かく、紅葉の鮮やかさが今ひとつ・・・
というお話を伺いましたが、陽の光に照らされて
秋の青空に紅葉が映え、とても美しいなあと思いました
秋 とはいえ、吹き付ける風はすでに芯から冷えるほどの冷たさで
止まって何かを眺めたり、
おにぎりを食べたりしていると・・・
かなり寒かったです
しっかり厚着はして行ったんですけどね。
こんなに冷えていたら、もう、虫は動いていないかなあ
と思っていたら・・・
ツチハンミョウ のメスでした
(種類まではわからず・・・)
この、独特の妖しげな青光りは・・・
「毒あり 注意!」の警告です
早春の頃にも、ご紹介したツチハンミョウ
あれ??もう、ハナバチは活動してないよね??
なぜ、こんな寒い時期に、成虫が??
不思議に思いましたが、この種は、どうやら成虫で越冬して、
春にまた現れ、産卵するようです
どうりで、まだお腹がほっそりしているわけだ〜
産卵間近、ということじゃなかったのね!
虫たちが冬を越す姿は、
なんとなく、卵 とか、蛹 とか、
小さかったりひっそり目立たない姿で、というイメージがなんとなく強かったけど、
成虫の姿で冬を越す種類も、わりといるんだな、と思うと、ちょっと意外
このツチハンミョウもそうだし、
すぐに思いつくだけでも、
スズメバチ。マルハナバチ。タテハチョウ。オツネントンボ。オサムシ。テントウムシ。
ということは・・・
しーん。とした冬景色の中にも、
どこかに成虫たちの姿が潜んでいる・・・
と、想像すると、なんだか、冬の景色もやおら活気が出て来るような気がしてしまいます