秋の風物詩・アキアカネの姿も、
寒さとともに少なくなってきた気がします。
吹く風も、冷たい・・・。
そんな中、林の中で見つけました。
オツネントンボ
このトンボは、トンボの仲間では珍しく、
成虫の姿で冬を越す種類です。
こんな細い体で、冬の雪の季節を、どこでやり過ごすのでしょうか・・・。
ただ、じっとして、暖かくなるまでひたすら待つ日々。
冬には部屋を暖めて、ぬくぬくと快適に過ごす身にとっては、
なんだか途方もない日々に思えます・・・・。
ところで、成虫で冬を越すトンボは珍しい、と書きましたが、
では、他のトンボたちはどうやって冬を越すのか、というと、
水中でヤゴ(幼虫)の姿で過ごす種が多いようです。
さて。
こちらは、ゴミムシの仲間ですね。
寒さであまり動けないようで、
茎にしがみついていました。
トンボとは対照的に、ゴミムシの仲間は成虫で冬を越す種が多いようです。
土の中や、朽木の中などにもぐって、寒い日々をやり過ごします。
このゴミムシも、なんとか、安心して冬を越せる場所までたどりつけるでしょうか。
寒くて食べ物もない冬は、虫たちにとっても大問題。
どうやって冬を越すか?
卵、幼虫、蛹、成虫。
虫の種類によって、冬を越す形は様々です。