新人タクシー乗務員クラッカー

その一日が終わった

この 食欲の失せるような緊張

これは そこのあなた 想像がつくだろうか汗


はじめての客は 都心へ出る途中のサラリーマン!!

行き先は サンシャインのあたりまで ということ

新人なのですが ということで 道の御支持を頂いた

もちろん 私一人であれば 苦もなく行ける

でも その瞬間 ルートが繋がらなくなるのだ

というか 正解のルートは と考えると 解らなくなってしまう叫び

これで やっていけるのだろうかはてなマーク

という感想が 一発目だ

でも やりきるしかない

5年で4度の転職 もう後があせる 私は タクシーに 背水の陣を引いたのだ


その後 神楽坂を見学へ行く

手が挙がる 挙がる そこで 3件こなし

その後 広尾の方へ流れた

一度 芝公園のあたりで おばあさんを拾ったが

北里病院の近くの 五の橋通り へ行ってくれ と言われて

申し訳ありません 調べさせてもらえますか (^_^;)

とまごまごしているうちに

ごめん 降ろしてもらえる と言って 去られてしまった

今日 運よく 去られたのは一件だけだった

これからも 半年ほど この素人状況は続くのではないか

それほど 都心の道は複雑で 覚える場所が多い

タクシー仲間は言う ロンドンタクシーって言うけど

あんな小さい町で 通りの名が決まっていたら 簡単だ

日本のタクシーが世界一だろうチョキ

それは もちろん接客もある

しかし その覚えなければならないことの多さ

これは 世界のタクシー運転手に比べて 断然トップと言えるだろう

現に その前途に 途方にくれる 私がいる

地図を見ても まず 走らなければ 経験をつまなければ

ある程度であっても見えてこないだろう


タクシーは夜間がいいと言われる

夜間割り増しがあり 距離の長いお客がいるからなのだろう

でも 夜になると 私は拾えなくなってきた

19時を過ぎてから 4件だった

最後 12時過ぎ 板橋駅を見に行った

まだ 私は その場所の様子を探る方が大事だからだ

そこに 中年男性と 20代半ばくらいの女性がいた

タクシーを待っているらしいので止まると

女性だけが乗ってきた

どこどこ駅 と言うこことだったので

申し訳ありません 新人なもので 調べさてもらえるでしょうか?

と言うと 良い ということなので ナビで設定させてもらっていると

「半端な仕事だったら遠慮したいんだよね

っていうか この時間も私にとって無駄なんだよね」

というお言葉を頂いた

「申し訳ありません 今設定が終わりましたので

すぐ走らせてもらっても良いでしょうか?」

「中途半端な仕事なら 降りたいんだけど」

「大丈夫です ここで降りるより 早く行けると思います( ̄_ ̄ i)」

ということで なんとか 送らせてもらうことができた


途中から私の必死さが伝わったのだろう

その人が素直に話しかけてきてくれた

どうやら 長野の とある有名ホテルの 娘さんらしい

私の父も長野の出身 私の珍しい苗字も 

川中島の合戦 その辺りにしか存在しない

そんな話をしていると

私を そこの運転手に勧めてくれる

バスの送迎が足りないらしい

某有名スポーツ選手が去年合宿で使ったらしい

私も子供が落ち着いたら田舎で暮らしたいと言うと

家族で行くことを進めてくれる

「今度 ぜひ 遊びに行ってみます」

最後は 握手を求めてきてくれた

振り返ってみた彼女は 色が白くて綺麗な人だった

男目線で言わせてもらえば 色気のある人だった

最初は怖かったがむかっ

女性の力はすごい あばたも笑窪 としときましょニコニコ


こんな接客は 一週間に 一回も 無いんじゃないかな と思える

たまには 神様もご褒美をくれる

そう思って 都心を克服してみせるメラメラ

東京は広い 最も難しく 最も稼げる都心を克服しなければ意味がない

その 長い道のりが 4月6日に 始まった


本日 16件  28170円