狂躁亭Annex・なぜ『テキサス』は『強気』なのか?2021/01/21 | おととひの世界

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『連邦離脱も辞さず』

選挙結果再調査の要求を無視され
意気軒昂なテキサス州

民主党系選挙管理委員
選挙違反で逮捕された
おそらく懲役10年以上の重罪

民主党
軽く見ているかもしれない

とんでもない間違い


テキサス元々
アメリカ合衆国に加わっていなかった

米墨戦争の結果
アメリカ合衆国連邦に加入

南北戦争前だったが

『いつでも連邦を離脱できる』

この一札

合衆国連邦側にかましている

アメリカ合衆国
連邦政府も容認している

テキサス州
単なる独り一人相撲だろうか?

テキサスは
南部のドンキホーテなのか?

違う

テキサス州は
テキサス州一州だけで

アメリカが
というより

連邦政府が滅亡しても
生きていけるから

それだけの裏付け
テキサスにはある

最近
テスラモーターズの
イーロン・マスク
カリフォルニアからテキサスへ

民主党贔屓
そういうことではあるまい
この人は共和党シンパということもない

企業の立地条件
冷静に計算した結果だろう

アメリカ合衆国
様々な大河がある

ミシシッピ川  




コロラド川



セントローレンス川





アメリカの大河
全部複数の州をまたいでいるんだね
だから一つの州が勝手に使うこと
なかなか難しい

アメリカの各州
独立性が強いようで

『水』

ということに関して言うと

なかなか
思うようにならない

経済的に
圧倒的な力を持つ

ように見える
カリフォルニア州

カリフォルニア
にしても

水源確保には
ずっと四苦八苦してきた

巨大な人口を抱えている
大企業もたくさんあるが

それにこたえるだけの
水源はなかなか

元々
サンフランシスコも
ロサンゼルスも

遠くからの水源を
引っ張ることで

もうそれも限界

必死にやっては来ているが

たとえば
カリフォルニア州都

サクラメント

カリフォルニア米のメイン産地

米は水田で作っても陸で作っても
大量の水を必要とする

カリフォルニア米
『灌水』
地下水のくみ上げで
やってきたが

2030年頃が
限界ではないか?
と言う

工業と農業 

両方に水を使う
日本のようには
なかなか

この状況

EU 諸国が抱える問題にちと近い

ライン川もドナウ川も
ヨーロッパの河川

ほとんどが
国際河川

独立した水系で生きてきた

ピレネー山脈を挟んだ
スペイン・ポルトガル

一国で
そこそこの大河
ヴィスワ川』を抱える
ポーランド





ここを占領すれば

水を大量に消費する
粗鋼生産量
一気に増えるため

ドイツとロシア
両大国に狙われた

近代に入り
ポーランドが周りの国に
ズタボロにされたのはそのため

テキサス州
合衆国に編入されたのは
19世紀半ば

それまで
テキサス・ローンスター

まさに一国で
我が道を歩んできた
どうしてそんなことができたのか?

独立した
      水源を
   持っていたから

こういうことです




流域地図がこれ


テキサスで始まり
メキシコ湾に注いでいる

テキサス一州
しか流れていない

アメリカで
このような水源を持つ州

アラスカ州・ハワイ州
特殊な環境のこの2州を除けば

テキサス州だけ

テキサスの強気
根拠のある話なので

カリフォルニア州のように

いくら
経済的に力があったとしても

水供給の面で
連邦政府に頼らざるを得ない
そのような州とは

事情が根本的に違うので

アメリカの農業を支える
巨大地下水源
『オガララ帯水層』

これもしっかり
テキサスの下を通っています





今でも
いつでも独立できる
それがテキサス州

逆に

テキサス州に独立されると
周りの州が困ったりする
そういうところなので