覚書として『時処位論』 | おととひの世界

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ヨーロッパでも
まずいないタイプの人
今の世の中でもね

そういう 
知的巨人が
この日本にいたという話


池田光政
岡山の名君だけど
その人のブレーンだった

幕府の森林政策を批判
特に参勤交代が資源の無駄遣いだと
言ったことでこの人

牢屋に入れられ死んでしまった

『時処(所)位論』

この人
つまるところ
経済思想家だった
アダム・スミスなんかが出てくる
遥か手前の段階で

もちろん
エコロジーなんてものは全然
自然を大事にしようとかいうことで
物を言うタイプの人でもない

しかしこの人

タイム・プレイス・ディメンジョンズ
         time・place・dimensions

つまり
時間・場所・そして位相
位相、とかとかとかとか
始まり真ん中終わりとか

とか

そういうこと
この三つ

経済学的
特に貨幣論における交換原理
これが通用しないもの
であるから
その対象から外すべき

江戸時代の初期に
そういうこと言ってた人なんで

妄想的に言っていた
という人ではなく

きちんと
論証しているんだよね
矛盾なくロジカルに

しかも
空理空論を戦わせる
というタイプの人でもない

実績ある政策マン

森林管理実務政策
立案への努力の中で

こういう結論に
たどり着いている


本来なら今言及されて
また再発見・研究されて

本人が今生きていて
同じことを言っていたら

ノーベル経済学賞二つ以上
もらってるんじゃないか?
ってぐらいの人だけどね 

経済思想家・哲学者として
確実に数百年以上 
ブッ飛んでいた

現在の
最先端の学者
経済思想家から見たって

50年100年は
カル〜く先を行っている

あの時代の日本
どうして
こんな人が出たのか?
ちょっとだよね

元々京都の人
京都から時々こういうタイプの人
湯川秀樹タイプの人が出るね

ゴリゴリのお勉強の人
ではなくて優れた詩人でもあり

源氏物語の研究家でもあった
このあたりも湯川先生に似ている