眠る前に一言 | おととひの世界

おととひの世界

リンクも始めましたよ

結構
いい仕事をしているブログ

ほとんどが
国際時事問題というところ
参考になること
たくさん言っておられるんだけど

これ右も左も関係なく
考え方がとても党派的

アメリカ対
非アメリカみたいな
反アメリカ資本主義同盟
みたいなものがあって

今ならば旧共産主義国
中国は現役の共産主義国だけど
実質的にはそうじゃない

多くの場合ロシアと中国
それも一心同体の同盟関係
みたいな言い方をする

まったくの間違いだと思うよ
確かに現在

ロシアと中国
共同歩調を取ることが多い

一路一帯?一帯一路?だとか
様々な同盟関係みたいなもの
作ってはいるが

その一方で
プーチンのロシア
核戦力削減交渉の相手
あくまでアメリカ一国

中国は
中距離核兵器群
ガンガン増やして未だに
削減交渉に応じようとしない

いわば
巨大な北朝鮮みたいな国

ロシアが 
アメリカを相手に
核兵器削減交渉に応じるのはなぜか?

日本で誰一人
それに応えようとしない
同じような交渉アメリカ

中国に対して最近
呼びかけ始めたが
それまでやっていなかった

信頼していないからだよ

中国は 
ステークホルダーのようで
そうではない 

ライバル
でありつつ同時に
ナンバー1&2のパートナー

競争相手であると同時に
最低限の信頼関係がある関係
時と場合によっては共同歩調

世界ナンバー1ナンバー2
巨大核武装国でそれができている
信頼関係なしにできる?

歴史を少し紐解けばわかる

アメリカと旧ソ連
現在のロシアはライバルだった
しかしながら  

過去一度も
直接的に交戦したことがない
代理戦争はいくらでもやっている
しかしアメリカ軍と
旧ソ連ロシア軍

戦場で激突したことは
一度もないんだ

逆に 
激突しそうになって
交渉で回避したこと
一緒に戦った事ならある  

ナチスドイツと日本に対して

中国はどうだろうか?

アメリカは
義勇軍という形の越境中国軍と
朝鮮で交戦し
煮え湯を飲まされている

マッカーサーが言った
というのはおそらく嘘だろうが

あの時アメリカ国内
毛沢東の中国に対し
水爆を落とすべきと

真剣に検討されていた
やらなかったけどね
核兵器を使う計画だけは
旧ソ連に対しても

しかしここで
勘違いしてはいけないのは

アメリカと旧ソ連・現ロシア
一度も交戦していない

しかしアメリカと中国
事実上の大規模戦闘を経験
それも決着がつかない

停戦という形で終わっている

中国とロシア
現在仲がいいようだけれど

旧ソ連時代
あわや核戦争か?
というところまで
激しい戦争をやっている

世界三大国はそういう関係
超大国間戦争  

口火を切ったのは
いつも中国だった

アメリカ・ロシア・中国
お互いにぎりぎりで
どちらを選ぶか?

ロシアが中国につくだろうか?
アメリカが中国の肩を持つだろうか?

核戦争まで視野に入れた
ギリギリの

そうなった時は

アメリカなら
ロシアと組むはずだ
現実的な戦争論の話

戦争はあくまで現実の話
イデオロギー上の話じゃない

最後は
どちらが信用できるか?
という話になる

そうなった時
アメリカが中国と組んだり
あるいはロシアが中国と組んだり

最初から論外だと私は考えてます
私だけではありませんよ

落合陽一氏のお父さん
あの落合信彦氏

信用できないという人が多い
しかしあの人

80年代から
アメリカと旧ソ連が戦争すること
絶対にありえないと断言してました

日本の学者が
アメリカと旧ソ連が激突して
第三次世界大戦が起こると
まことしやかに言っていた時期から 

落合さんも
同じことを言っていた
ナンバー1とナンバー2が組んだ方がトク

それが分からない人は
数学がまるっきり 
できない人だと思うよ

おそらくそういう人
1939年の時点で

ナチスドイツは右翼国家
スターリンのソ連は共産国家だから
独ソ同盟なんてありえない
そういうことを言う人だと思う

日本でもそういう内閣があった
平沼騏一郎内閣です

結局独ソ不可侵条約締結
第二次世界大戦が始まります

『欧州情勢複雑怪奇』 
愚劣な言葉を残し
平沼内閣は潰れます

イデオロギーで
現実政治を考えてはいけない
日本はその教訓に学んでいる形跡
右にも左にもありません

アメリカは中国と組んだではないか?
ニクソンとキッシンジャーがやった

何のために行ったんですか?
旧ソ連を交渉のテーブルにつかせるため
最終的に旧ソ連を解体するため

パートナーでもあるけれど
ライバルでもあった旧ソ連
コントロールが効かなくなりつつあった

それをもう一度
レールに戻すためでした

現在
中国と組んで
ロシアを解体する
そんなことアメリカが
考えていると思いますか?

ロシアを
交渉テーブルにつかせるために?
ロシアはそんなことしなくても
いつでもテーブルに着きますよ

アメリカにとって現実的な脅威
ロシアより中国の方がはるかにですよ

だからかつてのように
というわけには絶対にいかない 
米中国交回復の仕掛け人
キッシンジャーの一番弟子が
言っていることです