(3掲)狂躁亭深夜妄言・『 発明は必要の母』 by Arthur Kornberg・ 托鉢乞食中 | おととひの世界

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リンクも始めましたよ

( まだ環境ストレス の問題があって
   許可が下りていないけれど

   こんな研究が進んでいること
   ご存知でしょうか?

     ATP も DNA も RNA も

     おそらく 
    原始地球のリン酸化合物の海
    それもとりわけ 

 『ポリリン酸』
    と呼ばれるATP のリン酸部分
    リン酸基の多重結合
   



    あのようなパーツ
    たくさん連なっている

    そういう高分子の海からできた
     と考えられている

     最初から ATP や DNA 
     おそらく最初は RNA だったと
     考えられますけれど

     できていたわけではなく

     まず
     ポリリン酸がたくさんあって
     そこからという順番だった

Wikipedia から


       生物は高エネルギーを得るため
       やり取りをするため 

      どうしてもリンがいる
      
      しかし
       細胞内に溜め込み過ぎると
       細胞内モル濃度が高くなりすぎ
       細胞が破裂してしまう

      そこで
   『ポリリン酸』という形にしてしまえば

     つまりたくさんリンがくっついている
     けれども

        一つの分子
      つまり巨大ポリマー
      にしてしまえば   法則の例外になる

     そのぶん浸透圧調整がラク  

     ギリで細胞が
      破裂しないで済むわけで

    生物のおそらく
    古くからあるこの性質を利用すれば

    細胞内に
    大量のリンを蓄える

    そのように遺伝子改変した
    大腸菌のようなもの

    環境中のリンを
    蓄えるために使う 

    そういうことも可能なわけで

    このような研究
    実は日本で静かに行われ
    成功している

    バイオテクノロジー
    『燐鉱石』そのもの
     作ってしまう

   そういう逆転の発想の発明

    おそらく

     地球の歴史上
    リン鉱石はそうやって作られてきている
    はずなんだよね

     リン鉱石も色々あって
     グアノみたいな海鳥糞化石
     あれはとても新しいものだよね

      ここで問題にしているのは
      古いタイプのリン鉱石
      原始地球でシアノバクテリア
      なんかがたくさんいた頃の話


     全部とは言わずかなりの部分
     古いリン鉱石はそうやって作られている
     おそらくその中から偶然

      RNA が作られやがて DNA が
    それを人工的に速くやろうというわけだ

     おそらく 
     『リン不足』が
     表面化する 直前辺りで
    ノーベル賞をもらう

    と考えているんですけどね)


『コーンバーグ博士』
アーサー・コーンバーグが父親
ROGER kornberg が息子


二人いるんだ
親子でね

『ノーベル賞』も 
始まって一世紀以上

しかし
『親子  2代受賞』って例

コーンバーグ父子以外
ないんじゃないか?いるのかな?
Curie親子がいたか
めったにない    2例だけか

しかも同分野での受賞
研究内容も方向性も同じ

『リンと生命活動』

DNA にしても
遺伝子工学  にしても
尖った奴ほど

アミノ酸タンパク質
要するに 枝葉  から話を始めている

『リンに着目している』
そういう若手がほとんどおらず

『 DNA 2.0』
みたいなこと言っている

そんなことでは
ノーベル賞はムリ

単に流行とんがった分野
追いかけているだけでは無理だよ

コーンバーグ親子 がなぜ
『 *  2代続けてノーベル賞 』
だったのか?

少し考えてみなさいや

日本でもこの分野
肥料と関係があったりするから
古い地味な分野だ

しかしねぇ

ここまで話を広げると
もうちょっと手に負えないけど

人間の脳みそって
      何でできてる?
『リン脂質』だろう?



なぜ『リン脂質』なんだ?

それはリン  

      酸・中性・アルカリ
あらゆる pH 濃度で機能して

つまり
水素イオンの
出し入れができ
脂質の性質を変える
ことができるから

細胞膜脂質機能するため

必要な
特定温度スペクトルがある

それを決定しているのが
『リン脂質』

目的に応じ膜の入り口
しかも 酸 中性 アルカリ
全ての  pHスペクトルで

ゲートを開閉
そういう膜を作れるから



だから細胞膜は
リン脂質でできている

例えば
ホッキョクギツネ



とんでもなく
ド寒いところで暮らしている
『かわいそう』にと
我々の部屋に入れてやる

気温    20°C の部屋に入れる
それほど時間をおかず死ぬ

ホッキョクギツネの細胞膜

寒冷地で機能
するようあらかじめ
脂質構造決定 まで 
なされている

細胞膜
膜の性質を決定する
遺伝子の書き換え

全て『リン』が絡んでいる 

この分野の奥深さなんだよね

『なぜそうなのか?』

徹底的に考え込んで
行かなければいけないんだ

また Wikipedia から




脳細胞も神経細胞も
『リン脂質』の塊

DNA もまたそうなわけ

 RNA も全部だ

高速で反応
情報伝達できて

しかも
エネルギー伝達まで

そういう物質は 
『リン・P』だけだから

枯渇するから
代替物質をという人がいる

気持ちは分かるが最初からムリ

『元素』で
なければならない

周期律表で 
一つ下も一つ上も
安定しすぎているか
もしくは不安定か
適度に安定・適度に不安定

そういう物質は 
リンだけです

元素は百数十しかない
宇宙広しといえども

その  2倍はないだろ

 その中で
一つでもそんなものがあるか?

あまり順位が
下の方じゃしょうがない

危ないアイソトープ
ばかりだからね

比較的順番が若い方で?
そんなものひとつもない
周期律表では同じリズムの仲間

ヒ素 As がある

じゃあ我々
ヒ素で食えるか?死にたきゃな

以前 NASA 
そういうアナウンスがあった

リンの代わりに
ヒ素を使っている生物を
『発見』したと

しかしヒ素
それほど激しく反応できるかな?

古細菌の一種でいたかもしれんがね

主流になれず淘汰されたのも
仕方がなかったんだろう

おそらく
宇宙のあちこちに
生命は存在するだろう

地球型生命体のように
細胞がある生命体であれば

おそらく
地球だけではなく
宇宙全体どこに行っても

『リン・P』が
使われているはずだよ

蓋然性は極めて大きいと
考えなければならない

『パンスペルミア説』
みたいに
『DNA 宇宙起源説』が 
裏付けられば 

ほぼ確定的になるはず

しかもコレ
 『酸性・中性・アルカリ性』 
どのような
ペーハースペクトルでも
水素イオンの出し入れができる

考えてもみなさいって 

疲労がたまると乳酸がたまる
細胞内が一気に酸性になる

この中で
中和するために働けるのは
『リン酸化合物』だけだ

特に 
動物の細胞膜は
脂質でできている

『 油脂  の  質 』が
『活動できる温度帯』
を決定している

しかしその
活動温度スペクトル

コレにも
『リン脂質』は関係している

脂質がどうなろうが
『リン・P』だけは同じように活動できる

あらゆるペーハースペクトル
                  pH スペクトル

と言ったでしょ?
リン・P はその
『高速反応性』で
『情報伝達エネルギー伝達』 

のみならず
『生体内 pH 調整』までやる

こんなことができる代替物質
なんかあるものですか?

生体内部の 
あらゆる環境下で
それができなければ
『リン代替物質』
にはなり得ない

『元素』で
なければだめなんだ
つまり代替物質発見絶望的にムリ
リチウム電池みたいなわけにはいかない

これは
『生命活動の根源』に関わる問題
『生命の成り立ち』そのものに関わる問題

その事実に
思い至らないような研究者

その事実の深さに気がつかないやつ

少なくともコーンバーグ博士
みたいにはなれないさ

今後  

リン酸鉱物資源枯渇
今年来年はともかく
それ以後は見えてくるはずだ

それに伴いその分野
ノーベル賞がぼちぼち

出始めるときが合図だと思っていい
ところが日本そういう人

ぼちぼちしかいないよ
早すぎて死んじゃった人はいるけど

広島大学に一人いる
やはり大  Kornberg博士の弟子だ
スタンフォード大学にいたはず

おそらく下馬評にも
上がっていないんじゃないか?

それは日本の研究者
流行の先端ばかり
追いかけすぎているからで

海外の見方はかなり違うぞ

ジミに
『ポリリン酸』関連
受賞者が出始めたら要注意

文化庁よく見ておくことな

ノーベル賞もらってから文化勲章
はカッコ悪いからな

考える事が仕事の人
枝葉  から考えては駄目だね

(必要は発明の母)ではない
    (発明は必要の母)なのだ

アーサー・コーンバーグ博士の言葉
含蓄に富んでいると思うが
どうだろうね