アメリカ人イギリス人が書いた | おととひの世界

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リンクも始めましたよ

有機農業礼賛本
不耕起農法礼賛本を

真に受けてはいけない
本屋に行くとたくさん並んでるよ

こういうものを根拠にして
例えばモンサント批判をやるのは
いかにも容易い

しかし
モンサントの方法が失敗のない
『つなぎの方法』であり
有機農法はそうでないことを考えれば

結論が正しくとも
目的が違うのだから

最初から噛み合わない
アメリカやイギリスの連中が書いた本
基本的な事を過小評価しているか
あるいはほとんど無視している

それは植物の
というよりすべての生物
必須元素

中でも P リン・ K カリウム
これについての言及の少なさ

彼らはこれらの資源を
あらかじめ押さえ終わっている


だから悠長に構えていられる

広大な国土のどこか
もしくは植民地帝国のどこか

持っているからね
彼らが考えて提唱している有機農法

それを前提に
成り立っているということ
忘れるべきじゃない

例えば日本のように
リンPも K カリウムも
どちらも産出しない国にそのまま
当てはめることは難しい

戦後の日本農業生産性
目覚ましく進歩した
・・そのように見える

現実に
農業人口が目覚ましく減っている
少人数でできるようになった

しかしそれは 
肥料と燃料の 大量 消費の上に
成り立っている

かつてはありえなかった
最新農業機械による機械化と


日本は酸性土壌
これは言い方を変えれば
よりたくさんのリン酸化合物
これを消費する農業になるということ

田中角栄が
南米セラード開発でやったやり方がこれ

かつてのように
糞尿を大量に再利用しても
足りないんだよ

江戸時代式有機農法では
おそらく現在の人口の半分も
養えずまた 賄えないだろう

欧米と違って
 欧米は酸性土壌ではないので

日本ほど大量に
リン酸系もしくはカリウム塩系
化学肥料を必要としない

現実を見ることだよ
我々は輸入リン輸入カリウム
これなしに1億人が生きていく

ということ
もはやできないんだ

もっと言えば
これをネタに外国からゆすられたら

日本は戦わずして
降参せざるを得ないんだ
戦前は第一次世界大戦
形式戦勝国として

ドイツからぶんどった
リン鉱山を持つ島
南太平洋のあちこちに持っていた

『リン成金』という奴ら
あちこちにいたよ
また中国や台湾にも鉱山を

今そういうもの一切ないから

首絞められたら終わりなんだよ


それは現在の安倍総理も
嫌と言うほど聞かされていると思うよ