狂躁亭覚書・ カストロと金日成1907131500 | おととひの世界

おととひの世界

リンクも始めましたよ

カストロ の方が やや遅い

金日成は 
この男が本当に 

かつて 
『長白山 ( 白頭山)の虎』
と言われた抗日パルチザン
だったのかどうか?

まあかなり怪しいわけです
 決定的な資料を握っているのは
 旧ソ連ロシアで 

あるいは日本 の一部かもしれない

残置謀者説はかなり
言われてますから

つまり
 朝鮮が統一されると
日本が困るから

 彼らは狂信的に
 反日戦争を仕掛けてくる可能性がある
 だから アメリカ傀儡 朝鮮が
できることを見越し

 北 側に
わざと 南に対抗する
しかし実は 日本の国益に
沿うように動く 

『偽装 共産国家』を作った
 というのだけど 

本当のところは分かりません
 北朝鮮に関してはっきりしていること

 現在は三代目 
そして初代は 少なくとも
 終戦直後から おり

 その時は 日本が残していった
 重工業生産設備 まるまる手に入れ 

貧乏だった南朝鮮
 これを軽く凌ぐ国力を持ってきて

 スターリンの意に反し
 朝鮮戦争を始め
 結局 国土と 工場 設備を
ボロボロにしてしまった

その後も 
重武装国家 として 
数だけはものすごい
軍隊を作ってきたけど 

自国民 を
食わせることには
完全に失敗した

 地球上最後の 飢餓独裁国家
 掛け値なしにそうですからね

 最初はソ連 
そして その後に中国 

朝鮮戦争が 途中から
中国の 助太刀 なくして
 三十八度線まで押し戻すことは
なかったですからね 

この時に 軍も官僚も
 相当な 内部抗争を起こしていた
可能性が高いと考えられている

 この時と言うかその後だよね 

つまり最初は
ソ連で教育を受けたエリートが
 幅を利かせる 

後に 
中国で教育を受けた連中が台頭
 殺し合いをやったと言われている
実態はよく分かっていない

 国内で
食料生産失敗があるたび
そういう事があっただろう
 そう考えられています

そもそも北朝鮮というところ 

土地そのものが
日本に比べ圧倒的に悪い
朝鮮半島にあって

 山間の盆地ばかりで
 農地が狭く
 農業生産に向いていない 国土

日本で言えば 
地味が貧しい 甲府盆地に
本拠地 があった武田信玄 

未だに 
米どころではないでしょ?

 梨の栽培ぶどうの栽培 
それがあってやっと食べていけるところ
 北朝鮮は国土全体がそうです 

朝鮮半島
 ほとんどの歴史
 中国の 冊封国家 だったけど 

中国は中国で 

モンゴルなど特殊な時代を除き
 なかなか直接支配を 試みよう
とはしなかった 

もともと 『漢 医方』で
『鬱火病・ハピョン 』と呼ばれた 
抑うつ性ヒステリー について

中国人がわざわざ特筆している
 物事を悲観して怒り出すと
止まらなくなる

 住民全体がヒステリーを起こす
 これ中国人が言ってるだけじゃなく

 現代のアメリカ精神医学会 

東アジアの国民に 特有な
 病的傾向としてはっきり
明記してますからね 

朝鮮の 鬱火病
 もう一つは
 日本人の 対人 恐怖症だそうです

地図を逆にしてみれば
 中国から見て隣国は

まず北朝鮮です
中国から入ってくると

まずそこを通る 
おそらくどうしようもない所だと思った 

つまり こちらから
植民もできず 

また直接投資
 そして統治するには
 山が深すぎしかも荒れていて

 食べさす に精一杯で
山を 管理 するなんて余裕は
ありませんでしたから 

まともな植林は行われていない

 日本が朝鮮を併合し
最初にやりだしたことが
それでしたから 

何百年も
植林が行われていない 
だから 山崩れや洪水

しょっちゅう起こる
今でも起きてますけど 

しかも 耕作可能 地
農地 が少なく貧しいから 
植民地にする意味があまりない 

こんなところ 
冊封体制を結んで
 つまり 従属国 として
 中国への忠誠を 約束させ

 後はほうっておけば良い
生きるも  のたれ死ぬも 勝手になすべし

 ずっとそうやっていたんですよね
きちんと養ってこなかった

 そして現地勢力は
時々変わったけど 
自らの体制 温存しか頭にない

まとまりにくい連中
何とかまとめていく

 そこまでで精一杯 
土地改良なんてとてもじゃないが
手が回らない

 そういう状態がもう2000年間

できることが
限られていて余裕がない
そこで何をやったかと言うと

 徹底的な
『長男様 優遇社会』
を作ること 

中世に朱子学が入ってきて
ますますになりました

 長男と
 次男から下に
徹底的に 上下の差をつける

 極端な話 
次男から その下は余計もの
 女でもそうです 

その結果 
国民の多くは
不幸だという感情を持っている

鬱火病 
かなりそれが原因だろうと
 これ私が言ってるんじゃなく

大学の頃
 あっちからつまり
韓国から 留学した学生の多くが
そう言っていた 

彼らは
そこそこ金持ちでしたけど 
全員次男から下

 本国に帰って家を継ぐ
 など最初から 考えていない 

学校までは 
なんとか出してくれるから
 その先は 自力でやろう
と思っていた 

アメリカで成功してやろうとか
こういう家のシステム

 日本にも一部あるらしいんですよ
 それは 静岡から富士山を通って
 長野地方に向かう LINE 

かつて徐福伝説があって
 古代に 半島から来た人達
 大陸から来た人たちが住んでいた

と言われる
 静岡から山梨長野県にかけて 

石原裕次郎さんから聞いたけど 

裕次郎さん
 兄貴の 慎太郎さんとは
 随分差をつけられ育ったと

石原家は
 総持寺に 菩提がある武家だけど
 中部日本のそういう伝統
受け継いでいたらしく 

長男は絶対に殴られなかった 
代わりに次男の 裕次郎さんばかり
父親から殴られた 

そういう カルチャー
日本にもある

 こういう傾向
一番強いのが朝鮮半島で 
それがあちらの
財閥支配につながっている

 財閥は全部長男
 政治家もそう 
国民の大半は違う

 不満が鬱積すると 
長男支配に向かわないように 
外国にそれを ぶつけてくる
 かつては中国 

その後は日本だと 

こういう社会
 指導者の失敗を認める社会には
なかなかならないよね

 皆が皆 
長男相互 承認で成り立っているから

 そういうことをやると
秩序全体が壊れてしまう

失敗をするたびに反省をしない
 よそ者や外国のせいにする
さらに国内に 

インドのカーストに近い 
差別被差別の細かい階級を作っている

 一番下が『白丁・ ペクチョン』

 日本にも
似たような差別があるけど
 朝鮮のそれは 

日本が 直接支配をするまで
 法的な裏付けを持っていた
日本 韓国併合 

それに伴い
この制度を撤廃してしまった

 逆に言えば
 両班 ・ヤンパンと呼ばれる
貴族階級と

 彼らがやってきた長男優遇特権 
公式に廃止してしまった 

習慣としては残っても 
オープン システムではなくなった

 このこと
 朝鮮 特権階級は骨の髄まで恨んだ 

そうじゃない人もいたんですよ

 逮捕された パククネの父親
元 大日本帝国陸軍軍人・ 朴正煕

 初代 李承晩 大統領

クーデターで追放し
 独裁者となった
 朴正熙大統領 

元日本の陸軍士官学校
 陸軍大学卒のエリートです

陸軍軍人として 
通名を『高木』と言っていた

 しかし家柄は
『白丁・ペクチョン』

 最下層被差別階級の 出自

 何も隠してませんよ 
朴正煕本人

 もし日本の占領がなければ

そもそも
日本の義務教育 
尋常小学校卒業すら
かなったかどうか分からず

 自分は
軍人には絶対に
なれなかっただろう 

そう言ってます

南 北 共にこんなだから

 リスキーな 
農地改革などやらなかった
 失敗したら責任問われます

 だから今 もなんですよ
 特に北側 

スターリン 毛沢東
ともに失敗したのを見てます 
お手本がない経験もない 

どうしていいのか?
わからなかったんでしょう
うまくいかなければ結局
日本 のせいにすればいい

同じ あっち側の リーダーでも

 カストロは違ってました

 彼はもともと 弁護士で
 しかも 医者志望 でもあった

 サイエンスがわかる 男だった

 元々は 反米でもない
 アメリカが 邪険にしたから
東側に行っただけ

 のため
緑の革命から取り残された 
アメリカの農業機械 
化学肥料も入らない 

どうすればいいか ?

今で言うところ
 有機農業に行った 
キューバは中米で暖かく
 ドジョウが必ずしも良くないが

 分解 腐敗 は早い 
うまくやれば 土壌改良も早い 

カストロは
 アジア特に東アジアで
 小規模農業がうまく
いっていることに 着目

 そこで働いてきた
 ミミズの役割に注目した
 全世界からミミズを取り寄せ 

キューバの土壌に合うもの
だけを選んだ

 そして野菜 果物とうもろこし
 完全自給 有機農法に成功した

 インフレになっても
食べ物が安い
 ベネズエラがひっくり返っても
 キューバがなかなかそうはならない

 もう一つ
 看護婦と医師 
学費をタダにした

 優秀な看護婦と医者がたくさん
 これを何かあった時
 ラテンアメリカ各地に派遣する

 感謝される
 ほとんどの資源は
 融通してくれるようになった

 同じ時代の 共産主義 独裁
と言ってもえらく違う
 環境のせいでもあるが 

本人の資質
 こちらも相当違っていたと思う
 そういうと 怒るだろうけどさ