今日は温度計の日 | おととひの世界

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今日の気温、何度かわかる?

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昨日0時少し回った辺りで
ザーザー雨が降ってきた

 そして朝雷で目が覚めた

 朝雷を聞いたら川から離れろ

 そういう ことわざと言うか
ケイクがあるらしく

 これは登山客じゃなく
川遊びをする人は
知っていなければならないんだけど

 以前相模川の上流で
たくさんの キャンパーじゃなく
 バーベキューをやっていた人が
流された 事件があった 

守っていなかったよね

あの事件の時
 十数人が中州でバーベキューをやっていて

 川べりの近隣の人

 そこでやっていると
危ないからやめなさい

と言いに来たんだよ 

しかしバーベキューをやっていた人

 うるさいババア!
 とか 暴言を吐いていたらしい

 子供が一人か二人いて

 あの人の言うようにしようよ~!

 と言っていたんだね
その子供もなくなった

 そんなものかもしれんよな

『朝雷を聞いたら川から離れろ』

 朝雷が鳴っている時は
川の上流でたくさん
雨が降っている時だから

 数時間から半日で
川が急激に増水する

 そういう時は 
どんなに 釣果があっても

釣りなどやってはいけない 
キャンプ バーベキューなどもってのほか 

山や川に親しんでいる人なら
みんな知って いなければ
ならないことだけど 

今の人達は
物の本だけ読んでる 
あるいはネットでこうすれば簡単

みたいな話だけ聞いている

 実はとっても危ないよ

という話に
耳を傾けようとしないんだな 
温度計を見る前から
していなければならんことだ 

知っていなければならないことでもある

今日はそういうことに気をつけようね
 そういう日だよ


月の蝕の周期 サロス
 天王星の暦がなかった時代

 惑星で最も
長い周期を持っていたのは

 土星=サターン だった 

だからノストラダムス
 土星の周期と
 それから月の蝕 周期 

いわゆる 『サロス』 を
とても重要視していた 

天文学者でもあった彼は おそらく
 占星術の ホロスコープ作るにあたり

 惑星の LINE が 
食の瞬間 

地球上 のどのあたりを
通過するか まで見ていた可能性が高い
と思っているんだけど

滅多に地震が起きない 
フランスで今年立て続けに

地震があった
これどういうことかと
 おそらくたちどころに調べ
 結論付けただろうね

温度計は数字を教えてくれるだけだ 

人間がやらなければならないことは 

その数字の時に
周りで何があったかということ
記憶しておくことだ 

機序や理由付けはなかなか難しい 
それを考えるのは科学者の役割だが

なかなか追いついてくれない
 今から数百年かかるようなものも
おそらくかなりたくさんあるだろう

 しかしそんなものは
待っていられない 

だから 再現性があること 
周期性があることには

人間は気をつける必要がある

朝温度計を見たら気温が4度だった

 気温が4°だから
今は冬だね

というのが科学者だ 
しかし 多くの一般の人

そんなことは当たり前で
 その周りのことをたくさん知っている

暦の日付であるとか 
日が昇る高さであるとか

 温度計を見て

今が冬だということを知る人は少ない
 春でも夏でも秋でも皆同じ

 今がどういう時なのか?
を知る知恵 

昔の人はたくさん持っていた
と思うけれど

今の人たちは
たくさんなくしてしまって知らない

そんな時でも例えば
ノストラダムスのような人

月食や日食のサロス周期だけで
色々な物事を予言していた

 人間にはそういう
知恵の働かせ方もあるのだよ

 謙虚にそのことだけは
覚えておくべきだろう

 温度の話から大分脱線している
それはよくわかってるよ

 さしあたりサロス周期で見えること 

今年の7月

 1929年10月29日 
あるいは 87年のいわゆる
ブラックマンデー

 それに近いことが起きるかな?
という ことかな

 本番は年末からだと見ているけれど
 もっともこれはサロス周期だけの話

29年は 
現在の世界史の教科書では

世界大恐慌が始まった年
とされている 
それは正しい

 ウォール街は空前の活況

 アメリカの繁栄は永遠に続くか?
と思われた

もう世界 大戦は起きない
 国際連盟はできたし 

戦争を起こしたドイツは
全く力を失って インフレに苦しんでいる

 実際1929年10月29日

ウォール街の株式は大暴落したが
一旦半年後に元に戻しているんだよね

 それは1990年平成2年の
 東京株式市場大発会から始まった暴落が 

春先一旦戻したかに
見えた様子によく似ている 

しかし 1930年に一旦戻した後 
株価はジリジリと下がり始め

1950年代まで回復することはなかった

株式大暴落から始まった大恐慌が
それほど長期間に及ぶこと

当時の世界の
誰も考えてはいなかった
予想もしていなかったんだ

 結局それが回復するために

第二次世界大戦が必要になった

最初の暴落つまり
1929年の暴落から9年後

 決定的な第二次暴落が起こり

 もはやこの時すでに

 恐慌から国民を救う
と言って現れた 
フランクリン・デラノ・ルーズベルト政権

打つ手がなくなっていた

 ちなみにこの10年間で
 全世界の 経済市場が縮小し
ブロック経済化が進む中 

唯一輸出を伸ばし続けた国があった

 極東に存在した大日本帝国だ
 現在その役回りが中国になった
と考えればいい

大恐慌が起きた当時の大統領は
共和党のハーバート・フーバーだった

 その後のルーズベルト政権や
 多くの歴史家の誤解とは逆に

 フーバーは
とても有能な
優れた大統領だった

 正統的な手立ては全て打っていたし
 大恐慌の発生に拱手傍観していた
わけでも何でもなかった

あれはフーバー でも
ルーズベルトでも
どうにもならないことだったんだ

 ルーズベルトも
あれこれやったがどうにもならず
結局戦争を起こしたんだからね

しかし彼が
つまりフーバーが 

先立つ 二つ の共和党政権と共に

 全く間違いを犯さなかったか?

と言うとそうも言えない
 後にアーノルド・トインビーが
正しく指摘してきたように

 1920年代のアメリカは
二つの大きな間違いを犯した

 一つは 

移民の絶えざる流入で成り立ってきた
アメリカ合衆国において 初めて

大規模な移民制限を行ったこと

 この決定からまもなく
 大恐慌が始まっている

 もう一つは
全く自国本位の 制限貿易
そして制裁関税戦争

 今更言うまでもなく

 現在トランプ政権が
やっていることなんだよね

 それが正しいかどうかはともかく

 1920年代の 
大恐慌直前と全く同じ政策を
やっているんだよ 

ただ違うのは

あの当時
圧倒的なアメリカの経済力に対抗して
貿易戦争を仕掛け られる
ライバル国は存在しなかったこと

 あるとすれば
まだ生きていた大英帝国だけど

 大英帝国は
 『イギリス連邦』という
ブロックがあるから

そんなことをしなくても良かった

 あるとすれば大日本帝国だった

 しかし大日本帝国の経済規模なんて
アメリカ合衆国から見れば1/20ぐらい 

しかし現在の中国は違う

 ことの是非はこの際置いておこう

 現実を見ること

 良くも悪くも
現在の中国の経済規模は
日本をはるかに追い抜いて

その2倍くらいだ

 アメリカは依然として
世界最大の GDP だけれど 

アメリカの基幹産業のほとんどは
ダウ 上場企業のほぼ8割が

 製造業の看板をかぶった金融業であること

 潰れたあと
政府の力で再建中の
ゼネラルモーターズが
そうだったようにね 

ということはつまり

 世界的な金融恐慌が起きれば
 アメリカのダウ指標銘柄に
並んでいるような

 アメリカの大手上々企業の
8割は潰れるということ

 少なくとも
リーマンショック直後の 
ゼネラルモーターズみたいなことに
なることはほぼ確実だ 

GEを筆頭にね

 それをトランプ  
どこまでわかっているかということ 

アメリカもまた
どこまで分かっているのか?

 しかも戦前の日本とは違い
 中国はアメリカに対し

経済戦争を仕掛けられるだけの
体力を持っている 

このブログで度々言ってきたように 

アメリカという国は現在

 全世界から
1日あたり
17億ドルの資本流入がなければ
突然死する構造になってしまっている

 そしてその 資本の元手のかなりは 
中国から入ってきているもの

中国はそれを
チョークする かもしれない

 そのとき果たして
アメリカはこれに勝てるのか?

これは全く未知数だ

 我々は未知の領域に踏み出そうとしている

 このことは覚えておいた方が
いいだろうと思うね

温度計がゼロになれば水は凍りつく

 一旦凍りついた水を溶かすには
相当大量の熱量がいる

 現在世界にその熱源はどこにもないんだ

経済学者は Adam Smith 以来
ニュートンの力学を
 経済現象のモデルにしようと努力した

 ニュートン力学が
最先端の科学だったからそうなった

 19世紀半ばに
経済学ができていたらおそらく

そうはならなかっただろうな

 ボイル・シャルルやカルノー
 そしてルドルフ・クラウジウス
 あたりまで

『熱力学』が 
経済学の モデル化に使われたはずだ 

なぜかって ?

『膨張』という現象を説明するのに 
それ以上のモデルがないからだ 

気体は熱を加えると
 とてつもなく膨張するし体積が増える

 しかしその熱が加わらなくなり

逆に 断熱冷却のようなことが起こると

 一度にパチンと収縮してしまう

空気中に真空のようなものができてしまう

 それが大竜巻であり
 低気圧であり台風だったりするわけだ

 『大恐慌』 とはおそらくそういうものだ 

そして 大きく 
伸び縮みするガスのように
 膨張収縮する 経済 

この『熱源』こそ
『人間の欲望』なんだ

 だから人間の欲望が
縮み上がってしまえば

どんな好景気も それまでなんだよ
我々に必要なのは欲望の温度計だ