狂躁亭払暁通信・ 2019年 以後の日本1812300330 | おととひの世界

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リンクも始めましたよ

これには パラメーター
変数があって 

それがどう働くかで
 成り行きも多少は変わるけど 

アメリカの財政破綻があってもなくても

大枠は変わらないと思う 

そもそも 大方針
トランプが決めたことではなく
 おそらく70年代から
 キッシンジャーがいたあたりから
決められていたことで 

あの頃 倉前盛通 氏あたり
 説明で使っていた国防総省の地図 

朝鮮半島が
アメリカの防衛ラインに入っていなかった

 ベトナムからあんな形で 
無残な退却 をし
意気阻喪していた頃のアメリカだから

 そう思ったのも
無理はないかもしれない
 あの頃まだ北朝鮮
それほどくたびれてはいなかったから 

いつか韓国 だって
 南ベトナムと同じ目にあうだろう
そのくらいの見通しは誰だってな

しかしそれからほぼ50年 
時代は変わった 

もう 北朝鮮の後ろ盾だった
 旧ソ連は潰れ 
援軍送ってくれた中国は
 北朝鮮の味方とは言えなくなっている


 それに長年の締め付けが こたえ
 北朝鮮は今や世界でも有数の
『飢餓国家』になってしまった

 陸上戦力は 
ほとんど取るに 足りず
 航空戦力はさらにそう

 朝鮮戦争当時
 圧倒的な 制空力 を 誇った
 ミグ戦隊は今やない

 そして見計らったように
 歴史的な米朝首脳会談
 さらに韓国側には 

北朝鮮 ベタ折れ政権が誕生

 もはや 南北で戦争やることは
ほぼなくなった 

北は核兵力を少なくとも
残り10年は持つだろう

 廃棄するにしても温存するにしても
 核兵器は寿命があるもの

持っていてもそれほど
長い間使えるわけではない

 起爆部分の核物質は 
大変貴重な 

プルトニウムやウランよりも
はるかに 製造が難しい
高価な金属を使う 

これは10年で劣化する
 取り替えなければならないから
 莫大な金がかかる

全世界の監視下に置かれ
 それを秘密裏に交換できるか?
製造も交換も無理だろう

ベトナム戦争は 
キッシンジャーの 劇的な
米中国交回復も含めた
忍者 外交によって 

北ベトナム 指導部を 
和平協定のテーブルに着かせることで
 外交的な決着を見た

 北ベトナムの共産党指導部は
ほとんどがフランスで教育を受けていた

 だからパリが舞台になった

 1972年パリ協定
 これにより 一般に知られているよりは
ずっと早く

 サイゴン の陥落より3年以上前に
 ベトナム戦争は外交的には終結していた

 しかしあれだけの 軍隊 
最大 派遣時は60万人を超えていた

 撤兵には時間がかかるし
大変な作業 
丸3年以上やっても うまくいかず

 結局のところ
 北ベトナムが 
崩壊した南ベトナム政権の 駆逐を始め

 75年4月 北ベトナム軍が
 首都サイゴン に近づき 

アメリカ勢力は這々の体で逃げ出し 
取りすがるベトナム人の多くは
海に落ちたりした 

惨めな敗戦だった

 あれだけは絶対に繰り返したくない
 ベトナムからの名誉ある撤退を約束した NIXON は 結局

 自らが不名誉な
スキャンダルにまみれて失脚 
大混乱の中でアメリカは 大恥をかいた

 これだけは絶対に繰り返さない

 ペンタゴンにしても
ホワイトハウスにしても 
その思いと言うか優先順位は
絶対に変わらない はずだよ 

その点北朝鮮とは 

あれだけ派手な 首脳会談を演出し 
タイムテーブルまで作った
 実行を北朝鮮に約束させた

しかも北朝鮮
経済的にはとうに破綻

 韓国を軍事占領する力も
とうの昔になくなっている

そもそも おそらく
北朝鮮は農業生産力
それ自体を喪失している

 長く
 ソ連や中国式の農業改革をやった 
つまり結果はみえている

かつてのソ連や中国がなった通りの
もっとひどいことになっている

 北朝鮮の国土平野は
ほとんど 山間の盆地

 しかも 狭い
 土地改良に失敗すれば後がない 

山林も
日本が整備した以後
何もやっていないはずだ 

このような土地を
 自国民が食える程度に 

これは大変な作業で
全世界が協力しても50年100年は
軽くかかるだろう 

つまり北朝鮮
 もはや 国家としては
全く取るに足らない国

 おそらく今後も30年50年
 少なくとも破綻国家のままであること
確定している国だ 

北朝鮮はレアメタルを売ることで
 これは豊富にあるから
そこそこ金になる

だからやっていける
というものがいる がトンデモナイ

 それを全部売って
土地改良やっても
成功するかどうかわからない

 おそらく あの指導部
儲けた金で 

穀物を外から買う道を選ぶだろう 

しかし その時
穀物が今のように安定して
安いという保証はどこにもない

 アメリカの 
地下資源依存型工業化農業

 つまりオガララ帯水層という
巨大化石水の汲み上げと
 石油化学肥料による

 土壌疲弊型の機械化農業が
いよいよ駄目になっているからだ

 おそらくアメリカが
北朝鮮のこの先の心配 など
してやってはいない

 どうにでもなれ
というのが本音だろう 

ともかく アメリカが
破産するかもしれないような時に
そんなこと 考えておれるものか

 それが本音だろうよ

 トランプはシリアと
アフガンからの撤収 

海兵隊 エリートの国防長官を切ってまで
 公約通り実行して見せた

 おそらく公約ではないが
選挙期間までずっと言っていた
 『在韓米軍の完全撤収』

 これがこの次のテーマになる

 もうそれほど時間がない
 時間をかけてやるつもりも多分ない 

それは既に タイムテーブルに現れている

 4月15日で 
在韓米軍基地の 全職員の 雇用が切れる

 そして 在韓アメリカンスクール は
来年の夏まで

 この間も言ったけど
これは確実に実行されるだろう

 そして頃合いを見て
 ホワイトハウスからの

朝鮮戦争の終結宣言
 国連から の宣言も 

来年の夏から起算して 90日以内であれば
 2019年 内に 横田基地にある
 朝鮮国連軍 

これも撤収される
 問題は 在日米軍

 どこまでが朝鮮国連軍に
 という明確な規定がないこと 

しかも日米地位協定は
 朝鮮有事再びの 場合 
国連軍の要請に応じ 

空港道路病院 港湾施設
 場合によっては 全ての民間施設も
 国連軍施設として
拠出しなければならないことになっている

 おそらく この
むちゃくちゃな 取り決めが

 逆に日本を 最前線基地として 
守らなければならない
 理由づけにされていた

 それが来年でなくなる
 この事の重大さだ

韓国は
アメリカの前線基地ではなくなる
 とりあえず日本が最前線基地になるが

 だから今まで通りの 
扱いになるかと言うとこれもわからない 

最前線基地として
 保障対象になるかどうかも分からない

 だから 水利権を売り渡し
 TPP に調印しなのだろうよ

 ぶっちゃけ言ってしまうと

 現在の 政府与党も 官僚も 
おそらく 防衛族も
 迫りくる中国とロシア 

ロシアと現在関係はいいが
いつ変わるかわからない 

これから日本を守る自信がない
 不可能だと考えている 

だから何でも売り渡して
 それで守ってもらえないか?
と考えている 

それが現在の安倍政権の態度なのだ
 果たしてそれで日本が立ち行くか
どうかは二の次で 

目先守ってもらいたいから
そうしている

 辺野古での無様な 成り行きも
おそらくそうだ

 TPP が今日 発効するわけだ
 TPP があろうが なかろうが
 現在の 日本のチカラ で

今まで通りの日本を
守ることはおそらくもうできない

 天皇陛下の譲位
おそらくそれと関係があるね
 あれだけ御考えが深い方
お分かりのはずです

 ともかく来年はそういう年に なります