10年くらい前に
共同制作された海外ドラマ
海外ドラマ史上
最もカネがかかっている作品
なんでこんな
バカ金かけたのか?
ってぐらい
大金がかかっている
200億円だったかな?
大河ドラマ
『ROME』
セットと時代考証
大変 念入り なものだけど
有名な役者は全然出てない
だからちょっと
売れなかったのか?
これをみるとね
NHK が海外市場狙いで
大河ドラマにカネをかけている
なんて言っても全然駄目だ
というのがよく分かるよ
それくらい
ちとうんざりするぐらい
ものすごい出来だった
最初に買った時
前編が1800円後編が1900円
ぐらいだった
合計で22時間ちょっと
あれまだ
売ってるし貸し出してる
みたほうがいい
と思うんけど
前半がカエサルが
クーデターに成功し殺されるまで
後半がその甥っ子
オクタヴィアヌスが
ローマ皇帝になるまで
クレオパトラも出てきます
彼女がカエサルに
初めてあった時
かなりイイ年だった
伝えによれば
とてもキャピキャピと
若く見える人だった
とてもリアルなクレオパトラ
そして後半ではイスラエルの藩王
ヘロデが大きな役割
ヘロデは天下分け目の戦い
アクティウムの海戦に参加しています
だから正式に
ローマ帝国が発足しても
その王権がしばらく認められた
このドラマ
なぜこんなにカネをかけたのか?
ドラマにイエスは直接登場しない
しかしその
登場する頃の時代背景
手に取るようにわかる様になってます
それが目的だった
映画『ベン・ハー』のパターン
あの映画では
イエスは
バックショットだけで登場
さりげなく描かれ
ローマ帝国とり分け
ローマ軍に反乱したものに処される
最も残虐な見せしめ刑
『十字架刑』
くいで直接手足を
打ち付けてぶら下げる
激痛と脱水で心臓が弱る
最終的に肺に水が溜まって死ぬ
見せしめが目的なので
何日も生かされる
早く死んでは目的が達せられない
その間は水が与えられる
劇中で何度も出てきます
そして重要な情報を
白状したものは
十字架から降ろされて
助かるシーンが出てくる
重傷を負うことは間違いない
しかし十字架刑は直接
それで死ぬことはない
破傷風で死ぬ確率は
かなりだったと思いますけど
1日以内であれば
生き残る確率が高かった
体力にもよるが
だいたい
3日4日は生きていたらしい
剛のものは1週間以上
生きることがあった
新約聖書4福音書によれば
イエスが
ゴルゴダの丘で
十字架にかけられたのは
午前9時
そして事切れたこと
確認した上で
十字架から降ろされたのが
午後3時です
この6時間
長いと見るか?
短いと見るか?
福音書によれば
槍で脇腹を突き刺された
ことになっている
この槍が
よくオカルトネタに使われる
『ロンギヌスの槍』と言うやつ
福音書に記されていること
事実かどうかわかりません
しかしわざわざ
強調して書かれている
と言うことは
何か意味があるのだろう
と考えざるを得ません
現在は聖書から
削られてしまっている
外典の類を引くまでもないこと
昔は福音書
20以上あったらしい
現在は
マタイヨハネマルコルカの4つだけ
4人の視点から同じ話が4回
真実を拾い出す役割は
読者に任されている
はっきりそう書かれているところもあります
『 ダニエルに預言された
荒らす憎むべき者が
立ってはならぬ聖なる場所に立つのを
見たならば(読者よ!悟れ!)』
マタイによる福音書第24章
最も完全な本文の中で
わざわざ『かっこ』をつけ
書かれている
ここに新約聖書
作者の意図が
ちょっと隠されている
明示的口伝の様で実は違っている
読者の頭脳・類推力に
期待している
そう書かれている以上
そう読み解かなくては
その様なテキストだと思います
13日の金曜日
というのが
本当の話かどうかわかりません
ただ何曜日であったか?は
ヒントが書かれています
『 過ぎ越しの祭直前の
安息日の直前の金曜日 』
その日の
午前9時から午後3時まで
これが一次情報です
『過ぎ越しの祭り・passover』を
いちいち説明しないですけど
この祭のあいだ
ユダヤ教徒たち
イケニエの羊の血で
家の門や玄関に印し
窓を締め切り
一切外に出ません
モーゼの出エジプトがらみの話
そしてその直前の
『安息日』の前日
金曜日の日没までにイエス処刑は行われた
そして降ろされ
埋葬されるまでの経緯
ユダヤ教徒は目撃できなかった
安息日ですからね
そして3日の後蘇った
と言うくだりもそう
目撃者ゼロだったはずですよ
過ぎ越し期間だから
そもそも
死亡を確実に確認できた
ユダヤ教徒
一人もいなかったはずです
問題はなぜ
この様な日取りを選んで
実行されたか?と言うこと
十字架刑はローマ式の死刑です
実行者はローマ総督
ピラトだったことになります
福音書の記述によれば
ヘロデ大王の
ユダヤ王国支配権を奪って
イスラエルに君臨した
ローマ総督ピラト
処刑する理由が見つからず
イエス処刑自体に反対だった
しかしユダヤ教徒が
あまりにも
それを求めるので
仕方なく
それをやったことになっています
おそらく イエス の追随者も
相当な数いたからだろうと思われます
なにせタダで
病気を治してくれる人
ローマ総督の役割
まずもって反乱を抑えること
ユダヤ教徒の片方口だけ聞いて
イエスの信者の反乱を招いたのでは
元の木阿弥です
ここに政治が必要になります
対立する両者との
政治的取引です
これもローマ総督の役割です
小ヘロデは
当時のローマ皇帝
大変有能だが大変残忍冷酷な二代目
ティベリウスと知遇があった
何かあれば確実に
ピラトの告げ口は
ローマに伝わってしまう
小ヘロデがピラトを
よく思っているはずがありませんから
ピラトとしては何としても
八方丸く収めなければならない
おそらくその結果が
『 過ぎ越しの祭直前の
安息日直前の金曜日 』
そういうことだと思われます
しかも福音書によれば
これは
イエスがわざわざユダに使いを任せ
裏切り者
とされてしまったわけだけど
ユダに裏切りの意思があったかどうか?は
はっきりしません
ただ明記されていることは
イエスがユダを身咎めず
当局側に密告に行け
と言っていること
この辺りですでに
逮捕から処刑までの
タイムスケジュール
ある程度計算されていたことが伺えます
長いこと勾留はできない
『過ぎ越しの祭り』が迫っていたから
ピラトは聡明な人物です
おそらくイエスが自ら出頭した意味を
悟ったはずです
このままでは
イエスの追随者と
ユダヤ教徒との衝突は避けられない
ピラトはイエスが
エルサレムに入場すること
黙って見ていた
衝突が起きれば
責めは免れられません
どうすれば良いか?
とりあえず十字架刑を実行する
しかも
ユダヤ教徒が見ていないところで
おろす様なタイミングで
ここに際どいけれども
イエス生存の可能性ができるわけです
十字架刑の手加減は
ローマ総督軍人なら
よくわかっていたはずです
旧約聖書のイザヤや
ダニエルやミカの様な
預言者たちが述べている様な
『十字架刑に処せられて』
『3日の後に蘇る』
イエスが救世主であること
自己証明するために
絶対に避けては通れません
これには処刑される側と
する側の
協力がなければ
阿吽の呼吸がなければ
しかしこの時点で
両者にその余地があったんです
行間から読み取れること
後は本人の体力と
周辺のサポート力次第
確実に瀕死の重傷を
傍目から見れば死んだと思われたはず
仮死状態になっていた可能性も高い
しかしどうやっても死んだ
と言う時間ではない
ここが決定的なポイントです
しかもリカバリーに要するの間
ユダヤ教徒が出てくる余地がありません
『安息日+過ぎ越し』ですから
第二のポイントです
問題は周辺のサポート力
かなり高度な医学の専門知識が
なければならない
ここで問題になるのが
イエスの生い立ちです
東方の三博士だか何だかが
ここにいると危ないから逃げろと言った
という話は有名ですよね
当時はまだ初代ヘロデの時代
ヘロデは確かに大きな働きをした
しかしユダヤ人ですらない
周辺小数 民族
イドマヤ(エドム)人
ソビエトロシアの支配者が
グルジア人だったスターリン
みたいなものです
おそらく自分を脅かすものの存在
強い猜疑心を持って恐れていた
イエスの生誕地
ベツレヘムはかつて
ダビデ王が生まれたところ
ダビデは結局サウルを滅ぼし
王になりました
同じ目になどは遭うまいぞ!
と思うのは当然のこと
結局ヘロデは
その一帯の子供を皆殺しにした
と伝えられています
その間ヨセフとマリアとイエス
エジプトに逃げた
2つ考えられます
一つは砂漠の民
ベドウィンにかくまってもらう
道案内が最も確実なのはベドウィンです
イケニエの羊とお金を持っていけば
やってくれるかもしれない
敵がもっとお金を積んだら
おそらく引き渡してしまう
もう一つは
おそらく最も確率の高い話だけど
当時のローマ帝国支配下で
最大のユダヤ人居住区があった
エジプトの
アレクサンドリアに逃げ込むこと
ユダヤ人居住区だけど
ローマ法が適用されていて
ヘロデは手出しできません
やれば反乱の汚名を着せられ
とり潰されてしまいます
ヘロデが死ぬまで
そこにいたことになっているが
それもはっきりしません
エジプトのアレクサンドリアは
アレクサンダー大王が
当時の世界の文物を一箇所に集めた
巨大図書館が設置されていた場所
当時の世界最大の
教育機関でもありました
キリスト教国化した
末期のローマ帝国時代
狂信的なキリスト教徒によって
図書館長にして
当時最高の女流科学者であった
ヒュパティアが虐殺され
アレクサンドリア図書館は完全破壊
古代の知恵の集積物は
完全に失われてしまいました
アインシュタインが唯一
キリスト教徒について
罵ったところでもあります
なんということをしたのだと?
当時の地中海世界で
『エジプト帰り』と言ったら
アレクサンドリアで
修行した優秀な医者
が通り相場でした
例えば当時のイスラエル
平均寿命は30歳そこそこ
それだけ疫病が猛威を振るっていた
駐留ローマ兵にとっても
同じことでした
すぐ隣には強力な
イラン系のパルティア帝国
これをローマは滅ぼすことができなかった
彼らはイスラエルが
水が少ないところであることを
よく知っていて
疫病で死んだ動物や人間を
井戸に投げ込みに行きます
大勢が死にます
生物兵器ですよ
古代にあっては
日常的に行われていた
ローマ総督ピラトは
全部その責任を負わなければならない
優秀な医者は
喉から手が出るほど欲しかった
何人いても足りなかった
もしもイエスが
Alexandria 帰りの
よく修行した優秀な医師だったとしたら?
なぜピラトが
やすやすと
イエスのエルサレム入場を許したのか?
その場で殺すこともできたのに
なぜイエスがあれだけ
病人を治す話が
4福音書に伝えられているのか?
そして最終的な
死と復活の謎
全部筋の通った話として
繋がることになりませんか?
新約聖書はとても不思議な書物で
赤子のように素直に信じることも
理解できるものにはそれなりに
理解できる様にもできているんですよ
かくかくしかじか考えてみると
4つの福音書に書かれた
イエスの口伝は
真実だった可能性があるわけです
ただ補助線が要る
と言うだけのことで
十字架刑は現実に行われた
しかし適切なタイミングで
下されたこと
ユダヤ教徒の妨害が
入らない時期に
実行されたこと
ここには自分自身が
救世主であることを証明するための
イエスの意思が働いていた
イエスと
その弟子のサポート力で
適切なメディカルサポートが実行され
瀕死の重傷を負いつつも
一命を取り留めた
そこから後は
ローマとの取引により
イエスは公的活動を控えていた
『使徒行伝の時代』になったわけです
そう考えるに何ら
不自然な点はないと思います
一見すると
自ら願い出て
十字架刑にかけられた上
3日の後によみがえる
とてもありそうもないことに
思えるけれど
よく読んでみると
四福音書に書かれていたこと
ストレートにまんまだった
可能性があるわけです
私が言い出したことでもなく
かなり前からいろいろな人が
言っていることです
英国王室の
侍医だった人も
そういう論文を書いていたと思いますよ