お元気さま
からだ調律師 あらきゆたか です
すべてが快く、愉しく、悦びに溢れる今日を贈っていただくことをお祈り申し上げます
これは夏目漱石による講演です
話の内容も面白いですが
話し振りが実に軽妙洒脱で
ゼヒ本人のお話を聞いてみたかったものです
肉声も残ってないんですね
内容としては一人で何でも出来る者が独立者だとするならば
学者などの専門馬鹿はそれしか出来ず
身の回りのことも何も出来ないような者は
人としてどうなの？
というようなことが言われています
コロナでも「専門家」が随分活躍でしたが
じゃあ彼らは一体“何の専門家”なのか？っていうことは案外判らない
同じ医療に携わっているとしても
医者なのか研究者なのか
経営者なのかプロデューサーなのか
で話は全然変わってきますし
医者にしたって今は専門が分かれていますから
耳鼻咽喉、循環器、胃腸、呼吸器、消化器、婦人科､小児科、眼科、歯科、などなど細かく細かくなっていて
一体自分の症状はどこに行ったら良いものやら判らなかったりします
この講演でも語られているように殊「専門家」っていう言葉を聞くと
さぞ何でもご承知だろうと思い込んでしまいますが
「専門家」ってのは専門分野しか知らない御仁のことですから
“専門外”はさっぱり解っていなかったりする
下手をすれば処方する薬だって
「この症状にはこの薬」っていうマニュアルしか知らず
作用機序がどうなっているかなんて興味を持っていない可能性だって充分にあります
医者のように学校の成績が良くないとなれない仕事に就く人は
正解を丸暗記していなければ良い点が取れませんから
教わることに疑問を持っていられない
言われたそのままを何の疑いも無く覚えられる人が成績優秀になれ
少しでも疑問を持つと良い点が採れないのが
今の日本の教育制度ですからね
本当に頭の良い人は
疑問を抱きそれを考えて
なおかつ成績も良い人で
そういう人はあまりいませんね
大体は疑問を持って脱落するか
疑問を持たずに敷かれたレールに乗っかっていくか
本来はあらゆる事柄はすべて繋がっていますので
ひとつを掘り下げていくと自然と視野が広がっていくものです
私なんかにしたってからだを整えるということを学んでいくと
どうしたって食や環境、人間関係、社会、自然なども考慮しなければならなくなります
でも【からはだふくらか】にお見えの方はお医者から
「病気の原因も食生活のアドバイスも何も聞いたことがない」
と仰います
言うとしたって
「血圧が高いから塩分を控えろ」
とか
「コレステロールが高いから野菜を食べろ」とか
「運動しろ」
とかくらいでしょ
どうしてそうなっているのか？っていう説明をしようとすると
どうしたって治療と齟齬が出てきちゃいますからね
そうすると考えなくちゃならなくなる
そんなことをしてはお飯の食い上げだと
こうなると患者は「良いお客様」でしかありませんね
患者も考えたくないから医者の言うなりで
薬をもらって喜んでるんだから
需要と供給が成り立っていて良いことなんでしょう
サリドマイドや肝炎
AIDSなど判っていたはずなのに引き起こされた薬害はなかなか無くなりません
お利口さん方は上から言われたことや
一度決めたことを覆すということが出来ない人たちですから
かつては情報自体が少ないですし
治療薬に望みを託していたという面もありますが
今は圧倒的に情報量が増えていますから
判断するに値する材料には辿り着けます
騙す方が悪いと言うのはそりゃそうなんですが
それだって騙される奴がいるから騙すんで
疑問を蔑ろにしないというごく当たり前のことが出来れば
騙す方だって簡単にはいかなくなります
残念なことは100年以上前の講演の内容が
現代でも全く通用すること
その通りだよなあ
と思うって事は
外見上は様々変わっているように見える世の中でも
その内実は全然変わっちゃいないってことですよね
「人類の進歩と調和」
という前回の大阪万博のテーマは
希望を与えたんでしょうが
さて
皆様には呉々もご自愛くださいますよう
ご機嫌好う
部活アプリ『エネルゲイア』では
一段深い話をしていきます
入部にお金はかかりませんので
お気軽に
お越しをお待ちしています
かいふく指南処
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