睡眠の質
身体には自然治癒力があることをお伝えしました。
では、身体はいつ、どのように身体を修復しているのでしょう
身体の修復は、主に睡眠時に行われます。
私たちの身体は、睡眠時に脳からの指令で「成長ホルモン」を分泌します。
成長ホルモンは、子供の頃(骨の細胞が成長を完了する10代まで)は
主に骨格や筋肉の成長を司ります。
成長が完了しても分泌は続き、身体の修復を行います。
ですから、睡眠が不十分だと身体をしっかり休めないままになってしまい
身体の疲れが溜まってしまいます。
また、私たちの脳は、睡眠時に記憶の整理を行います。
活動時に得た膨大な情報を
「覚えておくべきこと」
「覚える必要のないこと」
「大切に覚えておくこと」
などに整理をしていきます。
試験前に一夜漬けで暗記したことを、すっかり忘れてしまう
3日前の夕食は覚えていないが、
10年前の旅行の食事は覚えている
なんてこと、ありますよね。
これは、脳の中の記憶の整理によって記憶の選別が行われているからです。
しかし、睡眠の質が不十分だと、記憶の整理もできないままになってしまいます。
ずっと部屋の中が散らかったままのような脳になり、脳が疲れてしまいます。
脳は疲れると、恐怖や不安などの感情を強く感じるようになります。
すると自律神経も乱れてしまい、余計に眠れなくなってしまいます
うつの方はこの負のループを繰り返して発症します。
よって、まずは
脳の疲労を回復させて
睡眠の質を良くするのは
身体の全ての症状を治すために、
大変重要になるのです。
・・・続く