高血圧の合併症である血管疾患 | 体の悩み解決ブログ

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高血圧の合併症の中に、血管疾患が挙げられます。高血圧の状態は、血管の中を流れる血液に高い圧力がかかっている状態で、それが続くと血管が損傷していき動脈硬化などが生じます。この状態が続くと胸や腹部にある大動脈の壁が動脈硬化によって徐々に薄くなっていきます。そしてその部分が膨らむことで発病する循環器病を動脈瘤(どうみゃくりゅう)といいます。これが静脈に生じた場合は静脈瘤といいます。


大動脈瘤は内径が5センチ以上になると破裂の危険性が高くなります。なので、発見した場合には手術を行う必要があります。血管の壁が裂けてしまい、その裂けた所に血液が入り込み大血管が膨らむことを解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)といいますが、これは命に関わるような非常に危険な状態です。


動脈瘤の原因は動脈硬化や外傷性のものがありますが、炎症や遺伝であることもあります。動脈瘤そのものを圧迫すると痛みを感じることがありますが、基本的には無性状なのだそうです。しかしこれが破裂してしまうと意識を失ってしまうほどの痛みに襲われます。


また、血管疾患の中には閉塞性動脈硬化(へいそくせいどうみゃくこうか)というものがあります。これは下肢の部分の血管が慢性的に閉塞することにより、軽症の場合は冷えを感じる程度ですが、重症になると壊死してしまうこともあります。下肢動脈は動脈硬化によって大変狭くなってしまいます。完全に閉塞することもあり、少し歩くとふくらはぎの部分に痛みが出るのが特徴です。中年以降に多くみられ、50歳以上の男性に特に多いようです。