高血圧と塩分の関係 | 体の悩み解決ブログ

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高血圧と診断されると、食事療法が用いられることがありますが、大体の場合は塩分の摂取量を控えるように言われます。塩分は主にナトリウムという成分で出来ていますが、これを多く摂取してしまうと血液に含まれる塩分の濃度が上がらないようにと濃度を水で薄めようとします。その分血液の量が増えるので、これが血圧の上昇に繋がってしまいます。


日本人の一日の塩分摂取量の平均は12g程と言われています。しかし高血圧の人にとってはこの塩分量では多すぎます。
高血圧の人は血圧が上昇しやすい状態となる為塩分をなるべく控えた方が良いのです。そのため、高血圧の人の塩分摂取量は一日に6gほどが良いとされています。
6gは一体どれほどなのかというと、大体小さじに1杯ほどです。食事は一日に3回摂取しますが、その中で3gというのはなかなか意識しないと摂り過ぎてしまう状態になってしまいます。
例えば、焼きちくわ1本にはおよそ2.4gの塩分が含まれています。また、食パンには約0.8g、ラーメンには約4g、さんまの塩焼きには約1.5g、ざるそばには約3gほど含まれているのです。ラーメンを食べてしまうと他の食事ではかなり塩分量を控えなくてはなりません。


料理の味付けを工夫したり、外食を控えたりすると抑えられるのではないでしょうか。


料理には調味料が欠かせませんが、味付けが濃いとどうしても塩分も多く摂取してしまうことになります。醤油、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシングなどは非常に塩分が多く含まれているので使いすぎには注意しましょう。最近では醤油にも減塩醤油などがあるので、積極的にそのような商品を選ぶようにしましょう。簡単に使える粉末だしや、コンソメ、中華だしにも塩分は多く含まれるので気をつける必要があります。


また、外食をすると塩分が多く含まれているメニューが非常に多くつい塩分を摂取しすぎてしまいます。コンビニの弁当なども同じです。忙しい時にはつい外食しがちになったり、コンビニで済ませたりということが多くなってしまいますが、血圧を気にするならばなるべく自分で料理をして塩分を控えるように意識しなければなりません。どうしてもという場合には、なるべくカロリーの低いものを選ぶように心がけましょう。


薄味になかなか慣れないと、どんな料理でも味に物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、だしをとる場合には昆布やかつおぶしからとったりするだけで塩分量は大きく控えられます。また、新鮮な食材を利用し、食材本来の味を味わうようにすると良いでしょう。酸味を加えると塩分を減らす効果もあるので、レモンやすだち、かぼす、ゆずなどを利用するのも効果的です。お酒のつまみには比較的味の濃いものをつけてしまうことがありますので注意しましょう。


塩分は人間に必要な成分であり、逆に不足しても健康上良くありません。日頃から適度に摂取するようにしましょう。