5年ほど前に水泳をやっている
小学生の女の子が突然足が痛くなりました。
足をつくこともできなくて、足を動かすこともできない。
原因がわからなくて、病院で様々な検査を
してもわからないということでした。
そんな中、当院に来院されて、
親御さんは「木根先生にお任せします。」
そう言ってくれました。
僕の中では症状をよくできる
自信も確信もありませんでしたが
僕にできることをできる限り
やらせていただこうと決意しました。
決して順調とは言えない回復に
本人も親御さんもそして僕も、
不安は心の中にあったと思います。
でも本人 からも親御さんからも
後ろ向きな言葉は全くといっていい
ほどに出ませんでした。
少しずつ足がつけるよう になり、
松葉杖を使えば歩けるようになり、
そして自立で歩けた時は
「本当に良かった。」
と思ったのが本 心です。
そこからは走れることや体育をできること、
そして競技復帰。
そこに向かい毎日施術させてもらいました。
階段を一歩ずつ登るように
少しずつ少しずつやれることが増えて行きました。
競技にも部分的に合流できるようになり、
その後、完全合流。
そしてついに5ヶ月ぶりに
大会に出ることができました。
僕が治したなんて思ってません。
そんなことを言いたいわけではなくて、
今回のことは本人と親御さんの
思いの強さから生まれたひとつの
「奇跡」だと僕は思っています。
毎日通院するってことは
想像以上にストレスがかかります。
実際にイライラしてる事もありましたし、
それに対していろんな言葉をかけました。
それにその子は応えてくれました。
お母さんも本当に大変だったと思います。
でも、お母さんはいつも笑顔で前向きな態度でした。
僕は最後まで笑顔でいた
お母さんを本当に尊敬します。
患者さんに差や順列をつけることはしませんが、
僕の施術家人生において
今回のことは一生忘れられない
出来事であったことは間違いありません。
信じてチャンスをいただいたことに感謝します。
全てとは思いませんし、
医療従事者としては無責任に
聞こえることを覚悟して言えば
「一生懸命や情熱は何かを変える。」そう思います。
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