時間をかけるという美意識

ごきげんよう。
いちい葉子です。

突然ですが、

SNSって
おちょぼ口サイズの文化・情報発信。

消化しやすくするために単純化し、
一言でまとめられ、
一言で片づけられてしまうサイズの発進です。

カラダも同じく一口でなければ、
消化できないカラダの人が増えている時代です。

時間がないから、時間がかかるものに、
時間をかけられない分
お金を払えば
何もかも体験できる認識が
当たり前になってしまっている世の中。

「時は金なり」

確かにそれはそうだけど、

でも時間を通じた経験を、
お金では買えないもんねー。

人付き合いもおんなじかなと、

先日30年来の友人と
甘い時間を過ごさせてもらいました。

私は自分でも友達が異常に少ないと思う。
彼女は貴重な存在ww

長く続いているけれど、
ずっとベタベタと一緒にいるわけではなく

だからこそ
時間をかけて美しい関係性を築いてきたと思っている。

一つ後輩の彼女には、頭が上がらないほど世話になった汗
泥酔した私を連れ帰ってくれるのは彼女の役目w w

だから、ここから先、

実は飲めない彼女が、
酒に酔ってではなく立ち上がれなくなった時には
私はどこにいても飛んでいって
彼女の助けになろうと誓っている。

私もみんなも、心の中に穴が開いて

それを何とかして、
刺激して、面白いことをして、
幸せになろうとしていた時から、

ちょっと風向きが変わってきている気がしています。

チョコっとサイズの経験、
体験、うわべの知識で
瞬間的に「ハッピー」な気持ちを
感じられるかもしれません。

でも一口サイズのものじゃ、
その穴を埋めることができないことに
みんなが経験的に感じ始めていて、

雪が解けて水になるように、
すぐに消えてしまうから、
それに余計寂しさを覚える人が
増えたのかもしれません。

単純なこと、退屈なことを
何度も何度も繰り返す中に
面白みが生まれると私は思っています。

整体の技を磨くのも
お茶のお稽古を重ねるのも同じ。

消化できないものを積み重ねてこそ、
自分の軸に肉付けて、
身体に栄養を与える。

栄養与えた身体は
自ら治ろうとしてくれる。

治りたい。
そうカラダさんが思ってくれたら、

少しずつその穴が小さくなっていく。

もちろん、傷跡は残る。
けど、
生まれた時にはなかったその傷跡も、
これまた味がある。

わかりやすい、キャッチー、すぐ答えが出る、

確かに大事！

知ってもらうのに、
一番手っ取り早いし、
興味を持ってもらうのも必須。

でも、
その文化、その芸術、その技法に感じる魅力は、
体験、略式されたものでは手に入らない。

血、汗、涙を流さないと身にならないこともある。

やりこんでこそ見えてくるものもある。

地味なことを何度も何度も繰り返すことにで、
燻銀(イブシギン)のように光る魅力が出てくる。

今回のプチ旅行も、
新たな彼女の魅力を
たくさん発見できたしね！！

時間をかけでこそわかる美しい時間でした。

さあ、
今日もまくら体操の美しい時間で、
美しいカラダを手に入れましょ〜！

ではでは。今日も素敵な１日を！

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【時間をかける美徳】
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