随分前ですが、小林愛先生のヨガのワークショップを受けた時のお話。
mana先生は、ヨガのマインドを大切にされている方です。
Mana先生は、ちょうど私の中で今ブームのシヴァナンダのTTC(ティーチャーズトレーニング)を、
本場インドで受けてこられた直後。
インドの香りがほのかに漂うWSでした。
4年前にも、mana先生のWSを受けた事があります。
先生自身がこの4年間で自分の進むべき道に更に確信を得たような強さが伝わってきました。
とっても華奢で透けるように色白の先生が、なんだか一回りも二回りも大きくなられたような気がしました。
先生も昔はそんなに強くなかったとおっしゃっていました。
考え方捉え方を変えて、自分に確信を持つ(自信)と強くなるんだなぁ。
「強い」という言葉がふさわしいのかどうかわかりませんが。
芯がぶれないっていうことですね。
自分も大きく育てよう。
3時間のうち、おそらく半分はお話だったのだけれど、
根本的なヨーガスートラに根ざした生き方、自分の質を知る事の大切さ、
そして変わる物と変わらない物の見極め、
世の中の見方を変える術なんて事をわかりやすく、
例を沢山あげてお話してくれて、とても興味深く面白かったです。
見方を変えるとこうも違うという例として、コーチングでもよく使われている、
「電車の中の騒ぐ子供達」の話は、ヨガの中で聞くと、
改めて自分の日常に下ろしてくる事が出来て身になりました。
【電車の中の騒ぐ子供】-だいたいこんな感じの話 電車の中で走り回り大声を上げて騒ぐ子供達がいる。父親は目を閉じて座っており、注意をしない。乗客はとても迷惑そうである。ある人が、見るに見かねて、父親に、「子供達があんなに騒いで迷惑をかけているのに何故あなたは注意をしないのですか?」と言うと、父親は目を開けて、驚いたように見上げて言う。「申し訳ございません。ほんの2時間前に、あの子達の母親が亡くなったのです。子供達は気持ちをどのように整理したらいいのかわからないのだと思います。」と言った瞬間に、状況は何一つ変わっていないのだけれど、乗客皆が「怒り」から「気の毒」な気持ちへと変わった。
もうひとつ印象に残ったのが半分だけ水の入ったコップの話。
よく自己啓発ではこれを「もう半分しかない」と取るか、
「まだ半分もある」と取るか・・・と言われるけれど、
ヨガは、「コップに半分の水がある」で以上終了。ただそれだけ。
あるがままにとらえる。
無理矢理ポジティブに「まだ半分ある」ととらえる必要はないって事。
私にはその方がとっても楽だなと思いました。
「あるがままにとらえる」ということが腑に落ちた。
「まだ半分ある」の中には、「なくなった半分」への執着がありますものね。
さて、もうひとつ別の意味で面白かった事、受講者はほとんど若い人だったので、
「マインドでどうしたらいいかわからないこととかあったらなんでも聞いて下さい。」
という、先生の質問に「恋愛」について話す人が何人かいて、
新鮮な気持ちに。 そんな彼女達を微笑ましく眺めながら、
先生のお答えを、しっかり自分の恋愛以外の事(笑)に置き換えて聞いておりました。
恋愛は、思い通りに出来ない典型。
だからこそ普通の人間関係の悩みよりも、パターンがわかりやすいと思います。
また、彼女達の話を聴いていると、コーチング魂がふつふつをわき起こり、
哲学的でなく、視点を変える具体的な質問をしてみたくなりました。
私ならどんな質問するかな~なんて考えながら聞いているのも楽しかったです。
Happyな時間でした♪