5~6年前にテレビを見ててふと思ったことが・・・
女性らしいラインをしている若者が少なくなっている・・・。
ここで言う女性らしいラインとは・・・
腰のライン。
腰の骨(腰椎)がある程度反る形になります。
この腰の骨が反らず、背中から骨盤にかけて
ストーンと真っ直ぐな姿勢の女性が増えてる気がします。
こんな感じです・・
・
腰のラインがないでしょ?
なぜこのような姿勢の女性が多いのか・・・。
それは、生後数ヶ月あたりからの出来事・・・。
見たことや聞いたことありますよね?
赤ちゃん用歩行器
(写真はあえて載せていませんのでご了承を・・・。)
これら歩行器の適応年齢が
7~15ヶ月。
早めに立って歩いた方がいいとされていた時代。
その時期の正常な発達を考えてみると間違いがよくわかります。
四つ這いやハイハイをする時期が
おおよそ8ヶ月・・・・。
生まれてくるときは、誰しもが
Cのカーブ
で生まれてきます。
これが成長と共に
Sのカーブ
へと変化していくのです。
その変化がおこる大切な要素が、
おおよそ8ヶ月の四つ這いやハイハイなんです。
四つ這いになると、内蔵の重さで腰の骨がお腹の方へ引っ張られます。
その時に腰の骨のカーブが得られるそうです。
その正常な成長過程を飛ばして、
歩行器で歩かせる。
すると、その後の成長に大きく関わってくるみたいです。
ある理学療法士向けの本には、こう書いてあります。
「もし歩く前に四つ這い移動をしていなければ、生涯協調性の乏しい運動を示すかもしれません。そのような子供は、物事を考えたり、本を読んだり、観察したり、学習したりする能力で明らかになるであろう脳の協調不全状態であるかもしれません。」
(参考文献:エンドレスウェブ,R.Louis Schultz Rosemary Feitis)
四つ這いをしなければ、脳の発達にも影響がでてくるのではないかということ。
理学療法士の世界では当たり前のお話が、世間一般では常識ではない。
こういうお話もUPしていきますので、読者登録してみてはどうでしょう?笑
理学療法士 西山 祐二朗