私の通っていた中学校の中学の先生の話です。


まず通っていた中学校のこと。


簡単にですが、関わりのあった先生達を簡単に紹介します。


F先生 中1の時の担任兼入部していた部活の顧問。

S先生 中2の時の担任。採用されて数年の若い先生。

D先生 中3の時の担任。中堅の先生。

E先生 別のクラスの担任。科目担当。入学当時、新採用だった先生。

G先生 学年主任。ベテラン。



もう10年前の話ですが、あの時先生達にされた対応は今も覚えています。


まず、F先生

F先生は中1の時の担任で、最初にいじめのことを相談した先生でした。

だけど、いじめのことを相談してもF先生はいじめっ子の肩を持つばかりでした。


当時、いじめられながらも学校に行くことでいっぱいいっぱいで成績が悪かった私。

それに対して、成績優秀ないじめっ子。


F先生は、優秀な子の肩を持って何度訴えても私が悪いとしか言ってくれなかった。


私が1番信じられなかったのは、通知表に書かれた先生の言葉でした。(一部抜粋)


(前略)返事をするということは人間関係作りの始まりなので、誰に対してもそれができないと問題は解決されないと思う。豊かな心の中も相手に伝わらなければ何にもならない。


このF先生の書いてる“返事”は、いじめっ子に対しての返事のこと。


当時、人見知りが激しくて大人しかった私はクラスの中心的グループの男女にいじめのターゲットにされていました。

毎日のように悪口を言われてて、だんだん相手をするのが嫌になってきて悪口を言われても無視してたんです。それに対して、F先生は「返事をしてない」と。


確かに返事をしてない私も悪いけど、なんで意地悪なことを言われてるのに返事をしなきゃいけないのか分からない。だって、「やめて」って言ったところであいつらがいじめをやめる訳ないじゃん?


それが中学時代の私の気持ちでした。


中3以降は嫌なことを言われると、言い返すこと(これも間違ってると思いますが)が増えてきたけど今でもどうするのが正解だったのか私には分かりません。



次にS先生

採用されて数年の新人教師でした。


担任を持つのは私のクラスが初めてだったみたいなので、今思えば先生の気持ちも分かるのですがもっと上手く対応して欲しかったと思う先生の1人。


いじめの相談は何度かしたのですが、S先生はいつも中立的な立場で私の味方にはなってくれませんでした。

F先生やこの後書くD先生よりはマシだと思いますが、明らかに私が被害者の状況でそれを認知してるのに中立的な立場で接してくるS先生が嫌でした。


2年生の頃は、クラスの一軍男子によく嫌なことを言われて何度か言い合いになりました。

その度に先生は、中立的な対応しかとってくれなくていじめられているのに味方になってくれない先生にひたすらイライラしてました。

いじめられていたことは先生も知っていました。

だけど、この先生も他の先生と比べるとマシだったとはいえ私の味方にはなってくれなかった。



次はD先生

中堅の先生でした。


D先生は表向きには良い顔をしてる先生。

表向きには優しそうなんです。


だけど、D先生もいじめっ子の肩を持つ先生でした。

中3の時に給食委員に入っていたのですが、同じく給食委員の男子と私はよく揉めてました。

と言っても、一方的に給食委員の男子が私に文句を言ってきていただけなのですが…。


そんな給食委員の男子がそんな私のことをD先生に相談したらしいです。

ちゃんと委員会活動はしていたけど、向こうは私のことが色々と気に入らなかったらしいし私も文句ばかり言ってくる相手のことが嫌でした。


D先生の場合も向こうの方が成績が良かったからかD先生はいじめっ子である男子の肩を持って私はよく廊下に呼び出されてはしょっちゅう叱られてました。内容は、毎回理不尽なことでした。


中学を卒業する際にいじめのことを話した時も他のいじめっ子に関しては上辺の謝罪をしてきたものの、この給食委員の男子のことだけはずっと向こうの肩を持ってました。


卒業する少し前、D先生が嫌そうに「私も悪かった」と私に謝罪してきた時のことを私は忘れません。

あの人のなかでは、私はずっと悪人であり問題児なだと思います。



教科担当のE先生。


E先生は、1年〜2年の時に科目担当だった先生です。


中学生の当時、体育会の長縄が私は本当に苦痛で苦手でした。

ある日、体育(長縄)の後がE先生の授業だったのですが、授業前にE先生にクラスの男子がこんな質問をしました。


「長縄できん奴っておかしいよな?」


それに対してのE先生の返事はこうでした。


「誰でもできるよ。だって、縄がきたら飛ぶだけじゃん」


これを聞いた時、この人は本当に教師なのかと思った。

みんなができることなんてないし、人間だからどうしても得意不得意はあります。

本当にあり得なかったしこの時の言葉は今でも覚えています。


このE先生とは、高1の時に訪れた夏祭りで再会したのですが、トラウマしかなくて口を聞きたくなくて私は挨拶をしませんでした。

その後、成人式の時にお祝いのメッセージを送ってきてたけどそれを見ると余計に嫌なことを思い出してしまい目を通しませんでした。

小さなことだけど、私は本当に傷ついた。




最後に学年主任のG先生


同じ職場にいたら“お局様”って言葉がぴったりの人なんじゃないかなと思います。

そんなG先生に私はたくさん傷つけられました。


「勉強時間が少ない」とこの先生には何度も言われて休み時間にG先生の担当科目の問題を解かされたこともありました。

2年生当時、頑張って勉強はしていたし24時間一緒にいる訳じゃないのけどこの先生はとにかくこの言葉を私によく言ってきました。


そして、私の短所ばかりみつけて指摘してくる先生でした。

叱れば伸びる子だと思ってたのかもしれないけど、全然そんなことないです。


そうじゃなくても私に対してはよく嫌味を言ってきた印象です。

高校合格後の登校日の時…つまりG先生に最後に会った時も嫌味を言われました。







こんな感じでしょうか。


1人くらい私の味方になってくれる先生がいてくれたらこんなに苦しまなくて済んだのかな、と今でも思います。


中学の時は、本来なら助けてくれるはずの大人達も私の味方になってくれなくて本当に孤独な戦いでした。

また、当時の私はこの時の出来事が原因でずっと大人が怖かったです。



余談ですが、卒業後、高校の時の担任の先生が私を気にして個別で私に声をかけてくれた際に「過去の経験から大人が怖い」と打ち明けたことがありました。

それを聞いた担任の先生は「辛かったんだね。(大人は)怖くないよ」と言ってくれて、時初めて「私のことを気にかけてくれる人もいるんだ」と思えました。

あの時は、まだ信じられなくて高校の担任の先生のことも100%信頼してた訳ではないのですが、卒業した今は感謝の気持ちでいっぱいです。





いじめもパワハラも周囲に味方がいるかいないかで状況は変わってくると思います。

本来なら守ってくれるはずの大人や周囲の人には被害者の味方でいて欲しい、と私は思います。