やはり、誕生日に不吉な知らせを受けたくないこともあり、検査結果を聞きに病院に行くことを遅らせることにした。
それに…あの人間的に信頼できそうもない医師←病院長だったことが後でわかったので、更に信用を失った…あの医師が不快なので会いたくないこともあり、検査結果だけ来週の金曜日に聞きに行くことにした。
まぁ、どんな結果になろうとも、それまでに覚悟しようと思う。
病院隣の調剤薬局の薬剤師さんの方がよほど人間性が高い。
「癌とは限りませんよ、血管が切れて出血することなんて多々あることですから」と。
あの医師は、すぐに「癌」を口に出し、言い方も軽率で、人間性の低さは診察室の椅子に座る前からわかったほどだった。
もう次の金曜日のみで、あの病院には二度と行かないと心に決めた。まして、治療や手術など論外だ。
私の希望は「知らない間に、寝ている間にあちらの世界にいつのまにか旅立つことで、余命〇か月」などというのは願い下げだけれど…実際にはそんな虫のいい話が通るはずがない。
昨日初めて耳にした音楽が頭から離れない。
「エレバン」…Yerevan というのは、アルメニアの首都の名だそうで、自国では有名な曲らしい。
それをピアノ用に編曲したもの、ということだけしか知らないが、印象的な素敵なメロディ。
ピアニスト Hayk Melikyanは、アルメニアの方で、かなり腕の立つ男性だ。
珍しい作曲家の作品をよく取り上げて演奏しているが、私的に理解できるのはハチャトリアンやスクリャービン、ババジャニアンくらいまで…他は難解すぎるので…
ハチャトリアンのマスカレード(仮面舞踏会)は、フィギュアスケートで使われるほど有名な曲なので、ご存じの方も多いと思う。
このエレバンという曲もイスラム風の魅力あふれる、少し悲し気な作品だ。
異国情緒が私にはとても珍しく感じて、アラジンや千夜一夜物語を彷彿とする旋律とリズムに魅入ってしまう…宗教的なことや民族的、国家的な差別を私は芸術に関していっさい持ち込まない主義だ…ロシア批判も「もっての他」だ。アルメニアは旧ソ連に属した時期もあり、宗教国家間の争いに常に巻き込まれてきた歴史があるらしく…あまり詳しくないので(-_-;)…、ただ、政治的なことを芸術に持ち込み演奏拒否したり作品の価値を故意に低く評価するなど、断固あるまじき行為で恥ずべき幼稚な態度だ、と思う。
メリキャンさんの活躍を心から応援しています。