
俺サマのラグナRock
かつて神族と魔族が人間界をかけて争った『ラグナロク』。それから早数千年。勝った神族はアイドルグループ『ばる☆はら』として、魔力を込めた歌で人間界を治め、一方で負けた魔族の長・魔王である主人公は、日本の北端のボロ屋で臥薪嘗胆の日々を送っていた。
なんとか見返してやりたいが血が大の苦手な魔王様はある日閃く。
『ならばアイドルとして、歌で親族に戦争を仕掛ければいいのだ!』
かくして、日本の北端から南端のヴァルハラ目指して、歌で国を盗るラグナRockが始まった。そんな感じのお話です。
なにはともあれ、まずはそのタイトルセンスに脱帽しました(笑)。その発想はなかった、的な。
あとは、みやま零先生がメインヒロインの一人を担当していたり、国盗りの部分にシステムパートがあったりとしたので、体験版をプレイ。
シナリオパートはさくさくと進んでいきます。何やら『かつてのラグナロク』や『主人公の過去』には何か隠された秘密があるような伏線がありますが、体験版期間では回収されず。プレイ期間の大部分はシステムパート。
とりあえずADV部分で気になった事は数点。まずヒロイン毎のボリュームが何だか不揃いな気が。特にロキの声が他のヒロインに比べて小さかった気がしました。また原画が9人も居るため必然的に起こる事なのですが、好みの絵柄とそうでない絵柄との間に、否応なく温度差を感じてしまう(ぶっちゃけ好みでないキャラが酷く劣化して見えてしまう)。あとこれが一番アレなんですけど、自由にセーブが出来ず、システムパートのターンエンド時にしかセーブが出来ない。後述するシステムパートで細かくやり直したくなるので、これには結構イライライライラ。やり直す直前でセーブしておきたいのに、大幅に前の所でセーブして、失敗したらロード⇒同じADVパートを何度も見なきゃいけない、とああもうちゃぶ台返してやる!って感じ。これでADVパートに選択肢なんて出てきたときにはもう・・・!
あまりホットになり過ぎてもアレなので、システムパートの感想へ。国盗りエロゲから『大悪司』系列を思い出す諸兄は多いと思いますが、何となく雰囲気としては似ています。隣接する地域へどんどん攻め込んでいく所や、占領した地域から収入が入る所は同じと言ってもいいでしょう。そう考えると、セーブがターンエンドにしか出来ないのは同じなんですが、何で今回はこんなにイライラしたんでしょうか・・・。閑話休題。1ターンは大きく分けると5フェイズ。
①ターンの最初のシナリオフェイズ。前ターンの結果に応じてあったりなかったり。
②拠点フェイズ。配下が配置されている拠点でミニライヴをして小金を稼いだりスカウトしたり。後は配置されている場所・キャラの組合せでイベントが起こせたり。
③配置フェイズ。名前の通り、占領地・占領地の隣接地にキャラを配置するパート。隣接地に配置すると次のフェイズで戦闘。
④戦闘フェイズ。まず自軍が攻めている場合の処理があり、次に攻められる場合の処理がある。新しい領地を占領すると、大抵連戦(占領戦・防衛戦)になる。
⑤会話フェイズ。戦闘に参加したキャラと会話が出来る。おそらくルート分岐に必要なのだろう。お目当てのキャラが居るなら戦闘に参加させるべし。
これで1ターンが終わり、セーブが出来る。②・③・④でやり直したいと思う事が多々あるのだが、①が長いとロードする度に見ないといけないのでストレスがが。
次に戦闘なのだが、これが結構大変だった。戦闘はリアルタイムで進んでいくのだが、ちょっと気を抜くとあっという間に負ける。特に相性が悪いとさくっと負けてしまう。この辺り、メンバー編成が大事と言う点で、アセリアに似ているような気がする、多分。とは言うものの、圧倒的に自ユニットが少なく、抗争地域に十分な戦力を注ぎ込みたいのだけど、そうなると統治に割ける人数が足りなくなるというジレンマ。具体的には、支配地域は10個あるのに6人しかいない、的な。じゃあ一人一人の質を高めればいいじゃないという話だが、落とすべき拠点と制限ターンが設けられてしまうので、ゆっくりと育成、と言う訳にはいかないのだ・・・。序盤ですんげぇレベルを上げてからサクサクとシナリオを進めるのが好きな私には辛いシステム・・・。こんな辺りも大悪司に似ている気が。遅刻ペンギン怖い。
だがまぁ、これだけ文句を並べているのだが、最初の目標を落とす10ターン。次の目標を落とす20ターン、ぶーぶー言いながらも真剣に考えながらプレイしてしまったので、面白くはある。尤も、製品版にステータス引継ぎ周回プレイが無かったら、ちゃぶ台をひっくり返してしまうだろうが。買う、買わないは、正直ここにかかっている。
最後に、↑のCGのど真ん中に、あかべぇブランドの看板原画である有葉先生のキャラが居るのだが、サブヒロイン扱いらしいのでしょぼん(´・ω・)