信者の質問

 

「布教上、執着がかえって障りになるようでございますが・・・」

 

 

明主様御垂示

 

「ところが、その執着が本当の執着じゃない。小乗なんです。

 

だから、小乗の善は大乗の悪になると言うでしょう。

 

一生懸命で、熱心な人がかえって危ないようなことが良くあります。

 

お邪魔になるようなことがね。それは小乗だからね。

 

ちょうど、終戦前の忠君愛国ですね。

 

楠木正成、吉田松陰だとかね・・・ああいう祖先の思想を受け継いだために戦争を起こした。

 

してみるとああいうのは、小乗の善なんです。

 

そこで私は信者の質問「世界人たれ」と、論文を出したでしょう。

 

世界の人間みんなが同じように見なければならない。

 

そうすれば、そんな侵略戦争なんか起こす必要はない。

 

つまり今までの戦争や国際間のことは、世界中が小乗善だったからです。

 

自分の国だけ幸せにしようとした。

 

自分の国民だけと思うから、みんな喧嘩になった。

 

中国人だって、そう思い、朝鮮人だってそう思う。

 

日本が人口が増えた・・・広がっていかなければならないから、中国が広いから入ろうとすると、入っちゃいけないと、武力をもって防ぐでしょう。

 

日本は、武力をもって入り込もうとする。これが戦争になる。

 

反対に三国のうちで、人口が増えたら、あなた方は人口が増えてお困りでしょうから、私のほうは空いているから、お入り下さいと言う。

 

それが、本当の大乗の善です。」

 

 

   (昭和二十六年十一月八日)