昨年ビッグバンが体験した事件と事故は彼らが頂上の位置にあるのでより苛酷で危険なことだった。
そして反省と再生の時間終わりに出てきたビッグバンのアルバムのタイトルは "ALIVE"。
音楽チャートでの成果、海外の授賞式での受賞、放送とインターネットを介して出会うことになるいくつかのステージと活動の前にファンにとって一番嬉しいのは、危機の状況で座りこまなかったビッグバンの生還の便り、それ自体だったのだ。
そして反省と癒しの時間を一言放つ代わりに“冬が過ぎ春がやってくる”という一節で新しい時間を知らせた‘Blue’は最も静かで最もずっしりとビッグバンのカムバックを知らせる方式であった。
まさにその最初の小節でビッグバンの春を呼び起こしたスンリに会った。
去年の冬、氷の下で生きていただけでなく、止めずに成長してきた7年目のアーティストが打ち明けた生活の秘訣は率直だが、一方では驚くべきものであった。
"実はビッグバンが再び活動できないと思っていた"

国内活動は終えたが相変らず忙しそうだね。 海外活動もあって、広告撮影もあって。
スンリ:そんなに忙しくないのかもしれない。
ただいつも忙しそうなのがビッグバンのコンセプトなので(笑)
実は、今回の活動は色々な事もあったし、出演する番組も限られていたうえ、ビッグバンのファンの期待に応えなければならないという負担も大きかった。
だからまだビッグバンは健在だということを見せるのに力を多く使った。
個人的にもこれまで見せた活発で明るく、陽気な末っ子スンリのキャラクターよりも重量感のある姿を見せようとたくさん努力した。
メンバーの兄さんたちに認められたかったし。
それにしても‘Blue’が初めての曲に公開された時、感情を押しながらもきれいなイントロの声に対する良い評価が多かった。
スンリ:録音時に非常に大変だった曲なんだ。
ビッグバンの歌の中で、僕はリフレインを担当している歌が何曲かないけど、先行公開タイトル曲のイントロを歌う負担が大きかった。
だが、録音しながらジヨン兄が“お前の声が生きてこそこの歌が生きる。 お前の声を考えて作った歌だ”とたくさん激励してくれた。
何回も修正しながら、録音を終えた思い出があるんだ。
ビッグバンの既存のタイトルは、エキサイティングな感じが強かったが、‘Blue’は穏やかながら耳にぐるぐる回る曲だと風変わりな感じだった。
スンリ:スピーカーでもイヤホンでも音楽を常に聞いていたら耳が疲れるじゃない?
そのような点で、僕たちは、最初に聞いて良い音楽ではなく飽きずに長く聴ける曲を作ろうと意見をまとめた。
だから‘Blue’だけでなくアルバム全体的に刺激というよりもソフトな雰囲気で作られたものではないかと思う。
歌う立場ではどうだったの?メロディだけでなく、歌詞も重要な曲なのに。
スンリ:録音時に歌詞に気を遣ってくれという要請を受けたけど、冬が過ぎて春がやってくるという歌詞自体に多くの意味が込められている。
今だから言うけど、実は僕は本当にビッグバンが再び活動できないと思っていた。
大衆の失望を克服するには幼かったし、恐れも多かったから。
そうするうちにMTV EMAのために久し振りに五人が一つになって、その時また一緒にすることができるという希望が見えたよ。
14時間飛行機に乗って、6時間かけて授賞式場に行きながら五人が一緒にいることが全然問題ないような気持ちだった。
五人が集まった時そのようなエネルギーを作り出すことができる理由が何なの?
スンリ:五人が好きなことが一つなのでそのようだ。僕達はすべての音楽が好きだから。
実際には五人に一人でも狂いが生じた場合、崩れることがあるのにそんな共通点があるから一応会って話すことができるのだ。共感があるから一緒にいるときそこに相乗効果が出来るんだ。
"今は他の人をアシストするのがますます好きになる"

あんなことを体験したからかステージに接する姿勢が以前とは確実に変わった感じがする。
歌の中で本人のインパクトを確実に作る方法を知ったと言いますか...
スンリ:グループで僕が引き受けたパートが大きいとはいえない。
ところがいつカメラに自分の姿が映るかも知れない状況だからいつも緊張をするよ。
少ない量でも自分のパートを確実に満たさなければならないという思いで練習をたくさんした。ビッグバンでできる役割をすべてしなければないから。
特に表情の演技がだいぶ印象的だった。 男の雰囲気がぷんと感じられるほどだ。
スンリ:ドラマに特別出演して演技を少し経験したけど、ステージの上で歌手でも演技をする必要があります。
音楽が始まれば、映画が始まるという気持ちで歌を歌うんです。
イ·ビョンホン氏がインタビューで、 "目を閉じてもカメラががどこで持っているか感じることができる"と言われたことがあるが、それはプロフェッショナルだと思う。
歌手も自分のパートでカメラが自分を照らしているという確信が必要で、どこでどのように自分の姿がカメラに映るのか気にしなければならない。
今はより広い視野で状況を見ることになったということだが、芸能でもそのような判断をすることになるのか?
トークショーに出演した時も前面に出るよりは話の糸口を開く役割をしたけど。
スンリ:SBS <強心臓>のようなプログラムに初めの1,2度出演した時は僕がすべてしたくて“僕は!”とやる気があふれたけど、今は欲がなくなった。
おもしろい話を僕がするよりは自分がちょっと低くして他の人をアシストするのがますます好きになった。
立場を変えて視聴者の気持ちになってみるとそんな積極的な自分がきれいに見えなかったりもしたし。
だから今は状況をトスする方だ。 テソン兄はどうですか?という感じでふってみたり。
芸能人がそんな風に相手の立場で考えるこことは大変じゃない?引き立って見えることが重要な職業なのに。
スンリ:だから、自分自身を自覚できず、問題を修正していかなければ大きな人間になれない。
そして人々にたくさん会って海外活動をしながら、他の国のマナーを色々と接して知らず知らず、それなりに成熟しているという気もする。
見て聞いて学ぶことが多いからね。
単に分別がついていくことだけでなくビッグバンの中で自身の役割をより確実に把握することでもあるね。
スンリ:僕はビッグバンの中で仕上げの役割をしたいと思う。
メンバー兄さんたちが中心を取ってくれれば、僕はそこに味をもっと出すことができる存在になる。
ステージでも、トークショー、バラエティーに出た時もメンバーたちができない部分を埋めることが僕の役割ではないかと思う。
どうしてもソロで活動する時とは心構えが違うだろう。
ソロアルバムでは、ステージでも放送でも、より楽しむ感じだった。
スンリ:目に見えることと違い実際にソロ活動はとても負担感も大きくて精神的なストレスも大きかった。
時間に追われながら進まなければならないから僕が想像できる部分も狭くなって選択も困難を経験する。
僕は全てのことを基準などに従って行動するからかえって選択が不明になる。
ところがチームの活動を行うときは、リーダーがいて、五人の意見を集めて選択をするため、より広い状況ですぐにステージの相談をすることができる。
そのおかげで各自のパートにもっと集中できるんだ。
しかし、一人ですべてを導いていくことから来るやりがいと満足感もない?
スンリ:< VVIP >アルバムが突然作られたプロジェクトでもあったんだけど、その時は率直に自身満々だった。
ところが2年経ってみると一人で全部出来ると思っていた僕がちょっと愚かだったと気付いたよ。
僕は実際ミッドフィルダーなのに突然攻撃手に出てゴールを入れようとしていた。
後でマンチェスターユナイテッドの試合を見ながらそんな気がした。
パク・チソンをルーニーのようにワントップに送りだすことができないけど、パスを受けることもよく知らずにシュートを入れるのも正確でない僕が意欲だけとても先立っていたんだな。
多くの部分でぎこちなかった。
そのような部分を客観的に考えることができる程さらに成熟した今、ソロ活動をすれば色々な面で別の方法を取れるね
スンリ:最近多くの人がソロアルバムはまた、いつ出るの?と尋ねる。
しかし今はソロに対する欲がこれっぽっちもないんだ。
芸能界の活動にはタイミングがあるはずなので今は僕のタイミングでない。
2012年度には特に兄たちのソロ アルバムもあって、TOP兄は演技活動も準備中だ。
僕が立ち上がって僕の才能を広げるタイミングは2,3年後にくるようだ。 (笑)
それこそプロデューサーのマインドで状況を読んでいるようだね。 (笑)
スンリ:7年ほど活動をしてみると大きな流れがあるようだ。
去るソロ活動で大きい利益を得られなかったのでまた徹底して準備をして出て行こうとしても多分今ならば結果は全く同じだと思う。
認知度と実力をもっと積まなければと、多めにメンバーたちの力もちょっと借りて本当に大きくてしっかりあわせて、数年後に出てくれば勝算があるんじゃないかな。
“あの時や今も負けるのが嫌いだ”

公開オーディションに参加して芸能界入りを熱望していた少年が、数年後を見通すことができる専門家として成長するまでの時間が流れた。自分でも自分の変化を実感しているか?
スンリ:あの時や今も同じことは負けるのを嫌いだということだ。
ビッグバン オーディションを放送する時も脱落して家へ帰るのがとても恥ずかしかった。
帰ればまた学生になるべきなのに、学校に行けば生徒たちが指差して、女の子は耳打ちするだろうし、先生はしないようにしていないかと話をするだろうし、そんな状況を想像するだけでもとても嫌だった。
今でも僕がビッグバンのスンリとして悪い姿をお見せしたり何かミスをして人々の非難を受けることになるなら、僕はそれが負けることだと考える。
自分と引き続き勝負をしていくの?
スンリ:着実に貪欲根性でやる。
僕は誰より優れた人ではないので負けないために継続するんだ。
3年ほど前にヤン・ヒョンソク社長の前で“本当に熱心にします”と申し上げたことがある。
ところがその時社長が“君が熱心にしなかったらどうするんだ?”そうおっしゃったよ。
ビッグバン活動をしながら聞いた最も衝撃的な言葉なのに、それが本当に正しい言葉だ。
僕は熱心にしなければならない人で、それは会社や他の人のためでなく自身のためだ。
だから頑張るという言葉は意味が成立しないのだろうし、それはメンバー皆が同じだ。
社長はビッグバンをちょっと強く育てられてるように見えるだろうが、そのようなお言葉が本当に僕の心に火をつけた。
熱心にしなければならない仕事以外でもビッグバンは今スンリにとってどんな意味なの?
スンリ:死ぬまで一緒にいたい友達たちだ。
もちろん兄たちだけど時には友達のように感じられる。
特に僕は修学旅行も行ったことがないくらい中学校、高校時期の思い出がないからビッグバン メンバーたちとの友情が本当に大切なんだ。
血筋で結ばれた間柄ではないけれど兄弟になりたい友達たちだと言っても良い。
一緒につらい思いもしてきたし、一緒にうまくやってきたので今は切っても切れることができる問題ではないようで、これが崩れるには本当に多くの誘惑があるのではないかと思う。