燃料タンクを増量したい!!

 

そんな気持ちが芽生え、調査を開始。

 

そんな時に、とある方がカムロード用大型燃料タンクを試作されていることを知り、これだ!!

 

 

と思い、連絡をとり、情報交換開始。

 

これが8月上旬のことでした・・・

まずはメールで連絡し、後日、お電話で詳細をお聞きしました。

 

お忙しいはずなのに、きわめて詳細に、かつ、とても親切に内容を説明いただきました。

 

さて、タンクのことは、おおよそわかったので、タンク交換作業を受けていただける工場を探さねば・・・

 

カムロードはトラックなので、燃料タンク交換は容易では?

 

なんて勝手に思っていたのですが・・・

 

現実は厳しかったです(汗)

 

この時点で、増量タンクはまだ現品がない状態。

 

課題は2つ。

 

1.増量タンクを取り付けてくれ、記載事項変更対応してくれる工場を見つけること

2.増量タンクを取り付けた場合の車検対応について確認すること

 

この1つ目の課題が大変・・・

以下、問い合わせ先と確認結果・・・

 

●キャンピングカーのメンテが売り物のショップ

 結果は、持ち込みパーツ、なおかつ燃料タンクとなると対応NG・・・

 

●トヨタディーラー

 取付は対応可能。記載事項変更対応NG・・・

 

●某ディーラー

 取付は対応可能。記載事項変更対応も可能。

 あとは工場長からの回答次第。

 

 で、工場長からの回答が、待てど暮らせどなしでフェードアウト。

 

●認証工場数社・・・

 数件問合せするものの、すべて対応不可・・・

 

●ネットで見つけた改造申請を得意とする認証工場

 対応は可能との事でしたが、色々と確認事項が多く、陸運局との対応をすべて自分で確認することに・・・

 

で、とりあえず、作業を受けてくれそうな整備工場がようやく見つかったものの、車検対応について、色々と細かい事を言われ、それが、タンクの販売元のお話と、ことごとく食い違う・・

 

仕方がないので、自車がお世話になる予定の自動車検査登録事務所に電話で問い合わせ・・・

 

まず、そもそも、燃料タンク交換をする場合、車検の対応はどうなるのか?

 

販売元さんに確認すると、記載事項変更で対応可能だったとの事。


ただ、各地域の陸運局、すべてがそれでいけるかどうかは、確認が必要とのこと。

お役所あるあるで、ところが変われば、見解、対応、言うことが変わる(汗)

 

管轄の陸運局に以下を口頭で伝え、見解を伺いました。

1.対象車両の情報を伝える
 2023年式 トヨタ カムロード GDY281
 車番を確認されたので、車番を伝えると、情報を確認された模様・・・

2.検討内容と質問したいことを伝える
 燃料タンク交換 60L⇒増量した仕様に変更予定


 タンクは自動車メーカー純正部品を製造しているメーカー製


 UN-R34規格未対応品 Eマークなし
 ※車両はUN-R34対応

Q1:タンク変更は ①構造変更 ②記載事項変更 どちらになるのか?

 そもそもUN-R34未対応品の装着はNGなのか?
 その場合、メーカー純正部品等 UN-R34対応品であれば交換可能か?

A1:r34適合 継続検査の場合、必要なし。

Q2:タンク交換により重量が増加 50㎏程度増加する見込み。この場合、車両総重量が3.5T未満⇒3.5T超過 となった場合、何か対応が必要か?

 軸重について、タイヤはロードインデックスを高めている 195/80R15 107/105

A2:キャンピングカーの場合、3.5tの上下は無関係
  記載事項変更で対応可能

 

この確認内容ですが、最初に取付対応予定の整備工場から言われた事は以下のとおり・・・

 

・タンク交換は構造変更になる

・タンク自体の改造申請書類が必要

・UN-R34対応のタンクであること

・3.5T以下の車が3.5Tを超過すると、ブレーキの制動力等に関するデータが必要

 

ちなみにこの整備工場さんは、改造申請を得意とされ、キャンピングカーもメンテ可能なお店という事でしたが、タンクの販売元さんから聞いた事とすべてが食い違う・・・(汗)

 

タンク販売元さんからの情報は

 

・タンク交換は重量変更に関する記載事項変更のみで対応可能

・重量変更がトリガーの記載事項変更なので、タンクに関する書類は不要

・登録済み車の継続検査であればUN-R34規格に対応していないタンクでも問題なし

・3.5Tの壁の話は、ジルでしか対応していないので確認が必要・・・

 

ということで、陸運局さんに問い合わせし、すべてタンク販売元さんからの情報が正解でした。

 

大阪と埼玉と、陸運局は違うものの、今回のタンク交換についての対応は、どちらも同じ対応のようでした。

 

ちなみに、大阪の陸運局に問い合わせした際に、埼玉の見解も当然伝えましたので、お役所対応あるあるで、やはり前例があるというのは大きかったのかもしれませんが(汗)


3.5Tの壁については、当初、対応が必要かもと言われましたが、自車のナンバーを伝え、キャンピングカーであることを伝えると、問題なしと断言していただきました。

 

ということで、改造申請に明るい整備工場さんであっても、キャンピングカーの燃料タンク交換は対応事例がないみたいで、結局は、自分で、陸運局へ直接問い合わせをするのが最善だと認識した次第です(汗)

 

さて、車検対応はクリアになったのですが、さらに次なる問題が・・・

 

さて、この燃料タンクを交換できるのでしょうか?

 

 

 つづく