家内はC型肝炎を患っている。医学の進んだ現在でもこの病気の治癒法は解決されていない。
昭和3 6年春、深夜急に腹が痛みだして、医者に往診を求めたが、これは婦人科の病気であるから至急善処されるよう言われ、子供三人の出産で世話になった病院に電話してタクシーで駆けつけ、すぐ手術、終わったのが早朝だと記憶している。病名は右側卵巣膿腫であった。
病後、手術のあとが完治せず、傷口が化膿して二、三の医者を訪れたが快癒することなく、友人のすすめでカノミ病院で荒治療の結果快方に向かった。内臓に異常はなく,傷口だけの処理であった。
昭和45年、子宮筋腫で出血があり摘出手術以外に方法はないと診断され、加うるに万が一の覚悟をして欲しいと言われ手術の間が非常に長かった記憶がある。
長男の出生に伴う帝王切開と子宮摘出手術の際に輸血をした事がC型肝炎発生の原因ではないかと思われる。このC型肝炎については、20数年後日赤第一病院で血管造影をした際、明確になった。三度の開腹手術で家内も随分苦しんだし、家内の母親にもそれなりの心配と、子供の世話を含めて何かと助けられた。今でも感謝の気持ちがわく。



