場合の数の問題で、Cを駆使していけば目の出方130305通りとなるはず。これが解けない人は数学のセンスがない。理系に進んで苦しむぞ。Pを使った人は論外。

 などとエラソーに言って間違ってたりして。


2023年(R5)は、184冊読んだ。その中から読み応えがあったものを挙げる(本年刊に限らず)。

 

◎フィクション

『絞め殺しの樹』(河崎秋子 小学館)

 直木賞を逃したが、過去受賞作の『ラブレス』(桜木紫乃)より感情移入できた。

『清浄島』(河崎秋子 双葉社)

 同著者だが、エキノコックスについて勉強になった。この2冊は北海道民は読むべし。

『砂に埋もれる犬』(桐野夏生 朝日新聞出版)

 結末を読者に委ねすぎだが、いろいろ想像できてよい。

『敵前の森で』(古処誠二 双葉社)

 著者の本は殆ど読んでいるが、どれも行間を読まねばならぬ。本書のテーマは「情」で合ってるか?

 

◎ノンフィクション

『原子力神話からの解放』(高木仁三郎 講談社α文庫)

『核のごみをどうするか』(今田高俊 岩波ジュニア新書)

 原発再稼働が話題になったので読んだ。放射性廃棄物も除染土壌もどうすることもできない。

『語学の天才まで1億光年』(高野秀行 集英社)

 謙遜しているが努力に感服

『英語と日本人』(江利川春雄 ちくま新書)

 英語教育改革は150年以上改革につぐ改革を重ねているが、不毛であることを知るべきだ。

『自民党の統一教会汚染』(鈴木エイト 小学館)

 客観的に見て安部氏は卑怯者

『量子力学の多世界解釈』(和田純夫 ブルーバックス)

 哲学と融合できたら面白かろう

『ブルシット・ジョブ』(D・グレーバー 岩波書店)

『ブルシット・ジョブの謎』(酒井隆史 講談社現代新書)

 お役所にも無意味で不必要な、クソどうでもいい仕事はある。

(誰も読まない資料・報告書の作成、何を決めるでもない小田原評定のような会議)

『ヤラセと情熱』(プチ鹿島 双葉社)

 川口浩探検隊の真相

『日本人をやめる方法』(杉本良夫 ちくま文庫)

 ある役所で課をグループに改称したが、グループは自発的な集まりだから誤りで、実態はsquad(隊)

『言語哲学がはじまる』(野矢茂樹 岩波新書)

 何かに直接役立つわけではないが、頭の体操になる

 

イマイチだったのは『街とその不確かな壁』(村上春樹)

 

本年は、読書をしつつ、大数の学コンにも何度か応募し氏名が掲載された。

コロナが5類に移行し、北から南まで出張し、出張先で25年ぶりに知人に会うこともできたので、有意義な1年であった。

 残念なのは、当課の課長はFラン大学(私立文系)でロクに本を読まないことだ。言うことは建前ばかり。机の上も汚い。

2022年(R4)は、210冊読んだ。誕生以来、最高冊数である。その中からベスト5を挙げる(本年刊に限らず)。

 

【フィクション】

1「雨滴は続く」(新潮社 西村賢太)

  遺作とうことで。今後の楽しみが減ってしまった。

2「リバー」(集英社 奥田英朗)

  初期作品(「最悪」等)から作風が変わった(笑いなし)が、余韻を残す終わり方はよい。

3「灼熱」(新潮社 葉真中顕)

  敗戦を受け入れない人がこんなにいたとは知らなかった。

4「ニュートンの林檎」(集英社文庫

            辻仁成)

  今更ではあるが、主人公の波瀾万丈な人生を堪能した。

5「夏の海の色」(中公文庫 辻邦生)

  中3の国語の教科書に載っていたのを思い出し、全部読んでみた。中学生には難しいと思う。公立中学のアホ教師にも読解は困難のはず。

 

【ノンフィックション】

1「言葉の周圏分布考」(集英社新書

            松本修)

  他の言語学者は何をやっているのだ。

2「予備校のいちばん長い日」(小学館文庫

              向井湘吾)

  史上最大難問を小説仕立てで扱う。

  フランス云々は安田亨先生に了解はとったのか?

3「最期の声」(角川書店 山川徹)

  切り捨てる基準ではなく、救う基準を →木っ端役人として同意。

4「嫌われた監督」(文藝春秋 鈴木忠平)

  上司は部下をよく見ろ。親睦会の幹事をやらないくせに宴会には出席するような奴を管理職にするな。

5「正しさの商人」(徳間書店 林智裕)

  ALPS処理水をわざわざ「ALPS処理汚染水」と言う必要があるのか?

おまけ

 「辺野古入門」(ちくま新書 

          熊本博之)

  原発の核のゴミ、除染土の県外処分は無理。補助金をもらって自県内で処理するのが現実的では。


 「日本共産党」(中公新書 中北浩爾)

  絶対に投票しない!

 

 では、良いお年を!!

久しぶりにくだらん本を読んだ。

どの国・地域にも差別はあるので、韓国に女子差別があったとしても驚かないが、問題なのは、こんな本がベストセラーになることである。

・翻訳が直訳調でこなれていない。ハングルに堪能な人に聞いたが原著も文体は文学的でない(単調)とのこと。
・韓国のある国会議員が全議員に配付したとのことだが、議員は自国の「女子差別」を知らないのか。
・あるアイドルが本書を読んだというだけで、「フェミニスト」などと断定し炎上するとは、韓国は多様な価値観を認めないのか。1冊読んだくらいでレッテル貼りするほど、民度が低いのか。聖・俗、左・右、いろいろな本を読む中の一冊という考えがないのか。
 
 
運良く図書館から借りて読了。しかし、第一部を読んだのが平成3年4月で、以後数年おきだったので登場人物を覚えておらず、感動しなかった。もう著者の小説は読まない。