即興詩「空気」この冷えきった透明に美しい言葉を貼りましょうどんどん積もる生と死に優しい花を乗せましょう気づくことのなかった流れをそっと腕に抱きしめましょううつうつろにうつろいなおさやけきひかりのかたすみにわれたえまるくひろがるこの温かい陽だまりに悲しい心を捨てましょうどんどん消える思い出に未来の種をまきましょう見ることのなかった夢をそっと天に放ちましょう かっぱぶいこ