昨夜は家で映画を観ながらペディキュアの塗替えをしていました。
『マリグナント』 じゃないよ。
また別の映画です。
コッパーから、なんだろうこれ?
少し紫っぽい青、みたいな色にしてみました。
やっぱり色が変わると、かなり印象が変わるなあ。
けっこうおもしろいかも。
また他の色も試してみよう。
で、今日もお昼から1本観ました。
今回はこちら。



  『紀子の食卓』

Amazon Prime Video



正視しろ これが現実だ

昔、一度観たことあるんですよ。

で、何でかわからないんですけど泣いた記憶のある映画。

一応『自殺サークル』 の続編にあたる作品になります。




 あらすじ

海辺の田舎町に住む高校生の紀子は、平凡で退屈な毎日に嫌気がさしており、東京の大学へ進学したいと考えていました。しかし父の徹三は、東京は危険だからと、紀子の考えには反対していました。そんなある日、老朽化した家のブレーカーが落ちて停電している間に、紀子は急いで荷物をまとめて家出してしまいます。廃墟ドットコムという掲示板で知り合った、上野駅54と名乗る人物を頼って東京に向かうのでした…




WARNING

少し迷ったけど、可能な限りネタバレはなしでいきます。

つまり、いつもどうり薄っぺらでしょーもないことしか書いていないので、ここで戻った方がしあわせかもね!

















あれ?豊川ってこんな田舎だったっけ??


この映画で紀子たち一家が住んでいるのは「豊川」ということで、愛知県の豊川市のことだと思うけど違うのかな?

わたしも愛知に住んでいるけど、そっちの方は行かないからなー。

どうなんだろ?勘違いかな?


などとしょーもないことが、まず気になりましたw



少し前に


っていうホラーマンガを読みました。

このマンガは普通のホラーとは違う、独特な不気味さがあっておもしろいです!

こういうホラーを宇宙的恐怖「コズミックホラー」というそうです。

雰囲気全然違うけど、ラブクラフトとか『Bloodborne』といっしょだね!

で、この『裏バイト︰逃亡禁止』の7巻に「人材レンタル」っていうお話があるんですが、それを読んで思い出しました。

『紀子の食卓』という映画のことを。

そしたらなんか気になっちゃってね。

また観たくなったというわけです。



『紀子の食卓』って「レンタル家族」をえがいた作品です。

「レンタル彼氏」とか「レンタル彼女」とかの家族版みたいなもので、よく知らないんだけど、「レンタル何もしない人」とか「プロ奢ラレヤー」なんかも似たようなものなのかね??

よくそんな商売思いつくよね。

まあとにかく、レンタル家族をえがいた作品であり、同時に家族というものをえがいた作品にもなります。



正直、紀子の一家は気持ち悪いです。

なんかとか家族とかの話になると、いっつもこんなことばかり言っていてごめんなさい。

でも、紀子の一家みたいに

  • (親が)自分たちはしあわせな家族だなーって無理矢理思い込もうとしたり
  • (親が)全力でしあわせな家族アピールをするのって
本当に、

心の底から無理なんです。


  • 頼むから無理矢理しあわせを押し付けないで!
  • しあわせかどうかは自分で決めさせて!
って思います。



やっぱりこの映画もが気持ち悪いわけで、ある意味諸悪の根源でもある、父親の徹三は本当に気持ち悪い。

ついでに徹三の友人も気持ち悪い。

いくらなんでも勝手すぎる。

崩壊の原因が自身にあると自覚したならば、まずは反省をするべきであって、愚策を弄して探り当てることではないはず。

それは、最後の最後になるんじゃないの?

で、いざ探り当ててからの徹三の行動も、言葉も本当に都合良すぎて気持ち悪い。

予告編で、「この世界(嘘)をナイフで切り裂いてやる」って流れたけど、切り裂くのは世界じゃなくてお前自身だよ。

なんて思ってしまうわけです。



多分、昔観たときに泣いたのは、わたしが若かったからw

実際20代前半だったしねー。

そりゃ若かったさ。

今よりも家族というか親の呪縛に囚われていたからじゃないかなー?

あれから色々とあって、呪縛はまだまだ纏わり付いているけど、随分体が柔らかくなったから隙間を作れるようにはなったぜ。

ブラをしたときの胸の隙間には劣るけどなw

今回観て、泣かなかったけど、かわりに強い気持ち悪さを感じました。

それだけ優れた映画だったということ。



ということで、『自殺サークル』なんかよりもはるかに素晴らしい作品です。

一応続編ですけど、『自殺サークル』なんか観ていなくても問題ありません。

約160分とかなり長いですけど、長さは感じさせません。

直接的なグロシーンはかなり抑えめですが、かわりに精神的なグロさがかなり突き抜けているように感じます。

そういった意味では閲覧注意かな?

でも、本当に素晴らしい作品なので、一度観てみる価値はあると思います。



最後に、吉高由里子さんの独白?というかナレーション?がとてもかわいかったです( ꈍᴗꈍ)



最後まで読んでいただいて、ありがとうございました♡

再見♡