地震による被害
津波による被害
原発による被害

不謹慎な会話

「事故、事件は思いもよらないところにやってくる」
「しかし、よくよくみると、すべては予見し得たものでしょう?」
「まさか」
「表立ったものではなかったかもしれませんが、
人々は囁き、心ひそかに思い続けてきたものだったんです」
「そんな、文学的な話なの?」
「災害をテーマにしたり警告を含んだ映画も沢山ありますよ」
「知ってるよ」
「ボルケーノ、大地震、地震列島、TUNAMI、日本沈没・・・」
「ノストラダムスの大予言か?」
「そうです」
「想像だよ。フィクションだよ。空想の誇大妄想だ」
「今回の災害を越える作品ばかりです」
「わかった。その主張を全部受け容れよう」
「原発建設に反対する人の理由は何でしたか?」
「危険性さ」
「だったら、これだって思いもよらない事故とはいえないでしょう?」
「ま、言われてみれば、確かにそうだ」
「被災者には保障を考えると東電の副社長がいってましたね」
「そんな出来るわけないでしょう?方便だよ。前総理大臣だって使った手さ」
「冗談じゃない」
「冗談じゃない、上段からしか見てないからね。そんな気がしただけさ。
だって保障するなんてできっこないのはわかりきっているじゃないか」
「えっ、公然と言ったんですよ。被災者とテレビカメラの前で」
「だから方便だっていったろう?そのうち余計なことを言ったといって、
退職させられるかもしれないよ。だって、放射能が水を汚染したし、
野菜も牛乳も・・・土壌まで汚染したんだから大変だよ。
それ保障するだけで倒産さ。それでも保障させようってのか?!」
「当然ですよ」
「何を言ってるんだ。できもしないことを要求したって、
ないものはないし、君の言ったすべては想定内だ、確かに」
「そうですよ」
「でもね、想定外ってのだってあるんだよ」
「何がですか」
「人という動物が生きているってことさ」
「・・・・
」