実家に帰ったL子さんは母親に、
結婚を前提に同棲する男性のことを話した。
数日して、母から電話があり、
「家でいつも世話になっている霊能者に相談をしたら、
お前は不幸にしかならないそうだから、
その人との付き合いは止めなさい」
…といわれたそうだ。
それ以後、何度説得を試みても「駄目だ」の一点張り。
「彼を連れて行くから会ってくれ」
と頼んでも、聞く耳を持たないのだという。
かなり近い内容で、以前に相談を受けたことがある。
僕には霊力もそれらしきものもないので、
知り合いの能力者に聞いたことがある。
すると、
「霊視は、観てもらう人の思いに誘われる場合が多い」
「娘の結婚相手として大丈夫か」
と相談されて
「大丈夫」と太鼓判を押せる霊力者は十中八九はいない」
そう教えてくれた。
今は亡くなったが、
有名人を筋無力症から解き放ったり、
多くの政治家にも影響を与えた神官だった。
母子家庭で育った、
一人娘のL子さんを心配の余り、
将来を案じて相談に行った母親ではないのだろうか。
先ずは、L子さんの彼の出番だと僕は思う。
L子さんの母親に誠意を尽くして話すことから始まるのだと思う。
説得しようとしても駄目だろう。
L子さんを産み育ててもらったという、
当たり前のことへの感謝から始めてはどうだろうか。
僕のこれは彼へのメッセージだ。
霊能者5人に相談すれば、5人とも違うことを言わないか。
…とすれば、霊能者と戦うことではない。
L子さんを幸せに出来るのは霊力者ではない。
一緒に人生を分かち合おうという彼自身だ。
二人の揺らぎない愛こそが、
先を拓いて行くのではないだろうか・・・