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演劇人生

今日を生きる!

原作は三浦綾子さんの「細川ガラシャ夫人」です。

しかし、なかなか劇化するには難しい作品でした。

かなり大幅な改造を加えましたので、

「月さびよ」(三浦綾子作「細川ガラシャ夫人」から第一部)

としました。

ご存知のように、

「月さびよ 明智が妻の 拙せん」

は、本能寺から60年以上後に生れた芭蕉の句です。

なのに芭蕉の句から題名を持ってくるのは可笑しい・・・

と思われるかもしれません。


しかし、その意味は舞台の最後に解き明かされます。

薩摩琵琶の生演奏で、

吟じられる句です。


お楽しみに!?

お芝居の題名が変わりました。


月さびよ

三浦綾子作「細川ガラシャ夫人」より 第一部


昨日脚色が終わりました。

当面は毎週火曜日18時から21時まで稽古をします。

出演者、スタッフを募っています。

わが劇団は女性を中心に動いている感があります。

代表が女性であることも原因かかもしれません。

特に若い俳優欠乏症に悩まされています。

「まったくの素人ですが、お笑いの芝居にあこがれて・・・」

と門をたたいた彼は、

お笑いの芝居は出来ませんでしたが、

本公演の主演をやるまでに成長したものの、

父が亡くなり家業を継がなければならないと退団しました。

更に、その後寡黙な大学3年在学中の若者でした。

大勢に囲まれてもほとんど無口で、

「はい」と「・・・」のほとんどでしたが、

三浦綾子さんの「壁の声」では主役を演じ、

多くの方々から「凄い成長」と感嘆の声をいただいたものの、

一人息子で家の跡取りで・・・

と退団。

女性は主演女優の三園ゆう子を中心に、

私が通販CMのキャスターをしていた時にモデルさんで

来ていて入団することになった鶴田久美子さんが代表を支えて今日まで継続してくれています。

しかし今回(秋の作品)は男性の欲しい作品。

「募集中!!」と声を出してもなかなか来てくれない。

「こんなにいい劇団ないのにねぇ」

という声はありますが、

実は、

酒飲みが少ないと言われている劇団は人気が薄いようで、

これもネックの一つのような気がします。

でもまァ、

「飲むための劇団っていうんじゃなくて、

ちゃんとした作品を地道に追い続ける劇団もあっていいんじゃない?」


そのちゃんとした作品の出演者を募っています。

役名は、

織田信長

明智光秀

特に緊急を要する人物二名・・・・・!!

昨年11月に麻布区民センターで「雛」を上演しているので、

「あれっ、今頃ひな祭り?」

こんな気持ちにさせられます。


しかし駅構内などに飾られた雛を目にすると、

小さな命への思いが垣間見える思いがします。


さて、15日からスタートするのが

11月公演の作品研究から読み合わせなど・・・

但し、まだ本が出来上がっていません。

「お~い、助けてくれ!」

と心で叫びながら・・・

確定申告の最終提出日でもある15日に向け

自らに鞭打ち続けます。

愉しい話があった。
参加希望者がもう一人加わった。
!!
ご本人からの承諾がまだなので名前は伏せるが、
昨夜赤坂で会い千駄ヶ谷の喫茶店で話し合った。
わたしもそれほど小柄ではないが、
並んで歩くと見上げなきゃならないほどの超大男なので
話はほとんど座って済ませた。

横須賀から車を飛ばして会いに来てくれた。
ビックリマーク

50代だというのがまたいい。
やはりこの程度生きてくるといろいろなものを詰め込んでいる。
「ほう」と感心させられる内容が沢山ある。
3月の第2週くらいから勉強会に入りたいですね。
いまからカリキュラム(?)づくりに入ります。
でも、まだまだ、参加希望者を・・・腕をひろげて待っていま~す。



これは別の話。

「そちらに入るにはどれくらいのお金がかかるのか」

という電話をもらった。

「劇団ですか?」

と聞くと、

「養成所に入らなければならないのでしょう?」

という質問。

「うちは現在養成所はありませんので、

劇団員として参加して頂きます」

そして会費は月額¥3,000であることなどを話して、

一度会うことになった。


これまでモデルの養成学校の演技科で2年勉強してきて

今年の3月に卒業になるのだという。

この学校では百万以上かかったという。

そして卒業なのだそうな。


わたしたちの世界に卒業があると聞いてびっくりしている。


つい「大丈夫?」と聞いてしまった。

私自身、何を何故「大丈夫?」なる質問だったのか・・・

今も、何を「大丈夫?」と言ったのか考え続けているが、

・・・分からない。