原作は三浦綾子さんの「細川ガラシャ夫人」です。
しかし、なかなか劇化するには難しい作品でした。
かなり大幅な改造を加えましたので、
「月さびよ」(三浦綾子作「細川ガラシャ夫人」から第一部)
としました。
ご存知のように、
「月さびよ 明智が妻の 拙せん」
は、本能寺から60年以上後に生れた芭蕉の句です。
なのに芭蕉の句から題名を持ってくるのは可笑しい・・・
と思われるかもしれません。
しかし、その意味は舞台の最後に解き明かされます。
薩摩琵琶の生演奏で、
吟じられる句です。
お楽しみに