光秀 | 演劇人生

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今日を生きる!

明智光秀について・・・


突然ですが、
11月に上演する「月さびよ」は、
三浦綾子さんの「細川ガラシャ夫人」をヒントに脚色したものですが、長編であるばかりではなく時代も長期にわたるため、二部構成にせざるを得ませんでした。

...

その第一部の本題は「月さびよ」です。
発端は明智光秀と溝尾庄兵衛の首検問から始まります。
この首級(しるし)の皮膚がはがれていたという資料があります。
その首級を斉藤利三に検問させる場面です。
苦悶の中「相違ございません」との斉藤の言葉で光秀と溝尾の首とされました。


その首級は最終的に坂本城にいる妻、熙のもとへ運ばれます。
第一部の最後の場面につながります。

最近明智光秀についての話題が俄かに多くなった気がします。
ところで、光秀と言えば謀反者とか裏切り者というのが定説になっていましたが「月さびよ」ではそれへの異論を展開ししています。
髱(たぼ)を掴まれて引きずり回されたり、領土を召し上げられたりした恨みから信長を殺したなどという説を否定しています。


光秀が一つの理として実行します。
これは光秀の自己完結であると光秀自身が語ります。
その鍵は光秀が共感した天下布武にあります。
武器を捨て、戦わず、大を重んじ、衆人を和し・・・
11月に向けた稽古が始まっています。
どうぞよろしくお願いします。
参考までに・・・